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中村敬斗(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

三笘薫のアジアカップ欠場で期待される中村敬斗、2番手から主力に化ける可能性も

中村敬斗(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
12月27日、ブライトンに所属する三笘薫の怪我からの復帰が4週間~6週間程度になるとデ・ゼルビ監督が言及した。

この負傷により1月中旬から行われるアジアカップへの参加が難しくなった三笘。

代わりに左WGを務めることが有力視されているのは、スタッド・ランス所属の中村敬斗だ。

日本代表の主力に化ける可能性がある中村敬斗

10月、11月に行われた代表活動を辞退していた三笘薫だが、2024年1月から行われるアジアカップも不参加となると、半年近く代表活動を行わないこととなる。

絶対的エースが半年間もA代表に参加しない事態はなかなか珍しいため、中村敬斗にとってはこれ以上ないほどのチャンスであるといえるだろう。

自身も10月のカナダ戦で足首を負傷してしまったが、現在は復帰しており、12月20日に行われたリーグ・アン第17節で見事なボレーシュートを決めてチームを勝利に導いている。

今季はLASKリンツからスタッド・ランスにステップアップし、スタメンを確保している。

怪我の影響もありリーグ戦では5試合を欠場、2試合途中出場ということで得点数は2と少なめだが、チャンスメイクを含めた存在感は右WGの伊東純也に近いレベルにある。

アジアカップ以降コンディションを保ったままシーズン終了まで駆け抜ければ、あと3~4点くらいは得点数を上乗せできるはずだ。

来季スタッド・ランスに腰を据えプレーしたならば、その後ステップアップ移籍の話も舞い込んでくるはずだ。

まだ23歳ということで伸びしろも残されている。

現時点では三笘薫には及ばないが、そのレベルに近づける逸材であることは確かだろう。

今回のアジアカップでは、左WGのスタメンとして日本代表を勝たせる役割を担う。

ここで結果を残せれば、「三笘がいなくても中村敬斗がいるから問題ない」と森保監督や日本のファンに印象付けることができるだろう。

三笘薫はここ数ヶ月キャリア初となる壁にぶつかっている。

ブライトン自体が上手くいっていないこともあるが、明らかに三笘自身のプレーにも迷いが感じられる。

三笘がここで伸び悩み選手としての成長が止まれば、ひょっとしたら2026北中米W杯では中村敬斗がスタメンとしてピッチに立っている可能性もあるだろう。

まずはチャンスとなったアジアカップでの中村の活躍を期待しよう。

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