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ダボから急失速…安田祐香は『77』で後退 「流れが変わっちゃった」

安田祐香は後半「41」で急降下…。最終日にこの悔しさを晴らしたい(撮影:福田文平)

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇25日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6497ヤード・パー72>

首位と3打差3位タイの好位置から上だけを見てスタートした3日目は、悔しい結果に終わった。1バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「77」と落とし、トータル1オーバーの14位タイに後退した。

3番でボギーが先に来ても、距離が短い6番パー4でピン手前1.2メートルにつけてバーディを奪った。この2日間よりは穏やかだったが、向きが西から北東に変わった風には「違う難しさ」を感じながらも、前半はイーブン。首位の背中に近づいて後半へと入った。

だが、ここで痛恨のミスが重なった。ピンが右奥に切られて距離が短い10番パー4。風が左から吹いている状況で、48度ウェッジでのコントロールショットをイメージした2打目は、「引っ掛けてというか、つかまっちゃって」奥にこぼれた。そこからアプローチを寄せきれず、3パットのダブルボギー。首位の背中は見えていただけに、あまりにも大きなダメージだった。

「10番が残念でした。クラブ選択のミスをして、そこからアプローチもミスして(後半は)ダボ発進。流れが変わっちゃったというか、難しさを感じてしまった。(そこから)バーディも獲りにくくなった」

11番を再び3パットでボギーとすると、14番から2連続ボギー。難易度の高い打ち上げの最終18番では「フォローになってくれたので狙いやすかった」と、右1メートルのショートサイドにつけたが、バーディパットはカップを逸れた。「短いパーパットも結構外してしまった。最後は入れたかったけど、(きょうは)そんな日なのかなという感じ」と淡々と振り返った。

初シードと最終戦初出場の“両つかみ”を叶えた今シーズン。いつもと違う雰囲気を感じながら、エリートフィールドのメジャー大会で躍動していただけに、この一日はただ悔しい。「初めてなので楽しみたいけれど、きょうは悔しいなというのが多かった。あしたはきょうの悔しさを晴らせるといいと思います」。

ひとたびリズムを崩せばズルズルと後退してしまう…。3日目はそんな宮崎カントリークラブの“洗礼”を浴びたが、「攻めすぎると難しくなるので、もっと考えて、もっと丁寧にしたい」と残り18ホールに力を込める。自己最高となったシーズンの締めくくりは、やはり最高なものにしたい。(文・笠井あかり)

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