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デシャンボーも大興奮、3Dプリント製かつSIKのフェース技術。コブラ『KING SUPERSPORT-35』パター、12月4日デビュー

ヘッド内部を3Dプリントで格子状に軽くした、コブラ『KING SUPERSPORT-35』パター(5万円+税、12月4日発売)

プーマジャパンから「コブラの革新的なパターを限定発売する」との連絡が届いた。

「イノベーティブなゴルフクラブを発表し続けるCobra Golfは、3Dプリンティング技術を採用した革新的な製品を、初めて発表することになりました。Cobra GolfのエンジニアとHP Inc.(HP)およびParmatechのチームにより、2年の期間を経て開発した『KING SUPERSPORT-35』パターは、3Dプリントにより、ボディに複雑な格子構造を備えたことで、重量配分を最適化した結果、最大限の慣性モーメントを実現したブレードタイプのパターです。また、前述した3Dプリントのデザインに加えて、SIK Golfと提携して設計されたフェースを備えています。

このフェース構造は、SIK Golfが特許取得済みの、DLTテクノロジー(Descending Loft Technology)により、一貫性のある、正確な転がりを実現します。複雑な構造に対応でき、処理能力や開発における適応力も非常に早いため、エンジニアは、設計、プロトタイプの作成、テストを繰り返し行え、従来の製造方法よりも迅速に製品を市場へ発表することができました。Cobra GolfとHPは、2019年に協力を開始し、2020年の年初までの約8か月の間に35の異なる設計を繰り返し、HP Metal Jetを利用する事で、設計の自由度と製品開発に革新的なスピードをもたらしました」(同社広報)

▶米国コブラ、金属射出成形の『KING TOUR』アイアンを発表。軟鉄鍛造より打感がソフト!?

同社は既にアイアンでも「MIM(金属射出成形)製法」の『KING TOUR』アイアンを米国で発表しており、既成概念にとらわれず、新たな製法・技術を貪欲に取り入れてきた。また、今回のパターのフェースに入った「SIK」と言えば、ブライソン・デシャンボーが長年愛用してきたことでも有名。デシャンボーも自身が信頼するタッグから生まれた新パターに興奮し、期待を寄せる。

「私はSIKパターにより、多くの成功を収めてきました。Cobra Golfと協力して、新しい製造方法により開発されたこのパターが市場に投入されることにとても興奮しています。HPのMetal Jetテクノロジーは信じられないほど高度で厳密な製造方法であり、すべてのゴルファーが、この高い慣性モーメントとSIKのDLTテクノロジーが融合したこのパターの恩恵を受ける事と思います」(ブライソン・デシャンボー

DLTテクノロジーとは、フェースの上部から段階的なロフト(4、3、2、1°)がつけられ、どの部分でヒットしても一貫した転がりが得られる特殊なフェースが特徴。しかも、従来のSIKパターはスチール製だったが、今回のコブラ『KING SUPERSPORT-35』パターはアルミニウム製で、より柔らかな打感になるとのこと。また、『35』の語源は、35°のフェースアングルを備えていることだそう。

「HPの3Dプリンティング技術により、複雑な格子構造を利用して、パターヘッドの中心部から重量を取り除き、かなりの重量をヘッド外側へ周辺配分することができます。その結果、優れた慣性モーメントが得られ、安定性と寛容性が大幅に向上します」(同)

価格は5万円+税。34インチの右用のみで、『ARCCOS』を標準搭載している。

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