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【日本代表】“史上最年少”で代表合宿に臨む羽生恒平「頭を使う力と同時に体力も消耗している」

9月26日、フットサル日本代表は、高円宮記念JFA夢フィールドにて国内合宿2日目のトレーニングを行った。

初日と同様に2部制の練習が組まれたこの日は、10時15分から午前練習をスタート。ワンタッチでのフィニッシュの練習を行ったのち、ハーフコートで2組に分かれ、それぞれセットプレーと4人1組での連係プレーの強化に取り組んだ。

「代表メンバー層の拡充」を目的に実施されたこの合宿は、Fリーグで活躍する若手選手を中心に構成され、7名の初招集選手を含めフレッシュな顔ぶれが揃った。

約1時間半のトレーニングを終え、15歳10カ月18日で日本代表史上最年少選出となった羽生恒平に話を聞いた。(SAL編集部調べ)

新しい発見がたくさんある

──羽生選手は現役高校生ですが、今日は学校は?

3日間、公休届を出しました(笑)。

──史上最年少選手として、“フル代表”の活動に参加した今の気持ちを教えてください。

あんまり最年少とかは気にしていなかったですけど、各チームで活躍している選手たちと一緒に練習できることは、本当にありがたいことだと思います。将来的には国際大会でもメンバーに入れるように取り組みたいです。

──初日は緊張もありましたか?

けっこう人見知りなので、今もかなり緊張はしてます。

──初日と、今日の午前中のトレーニングを終えてみて。

攻撃も守備も自分のチームとは違う戦術だったり、同じような戦術でも違う考え方をしている部分もあって、新しい発見がたくさんあります。まずこの代表チームでのベースを理解しながら、自分の良さも出していかないといけないので、難しさを感じています。

──今日は、4人組での動きについて、重点的にトレーニングをしていました。やってみてどうでしたか?

とにかく強度を保ちながら戦術的な動きを続けないといけないので、頭を使う力と同時に体力も消耗しています。ただ、今後代表に定着するにはマストになってくる部分でもあるので、頑張ります。

──基本的に2組にわかれてトレーニングをしていますが、羽生選手のメンバーは過去に世代別代表でプレーしている選手も多く、スムーズに動いている印象を受けました。羽生選手も、直近ではU-19代表としてプレーしていたので、少しやりやすさもあったのでは?

U-19選抜の時にやった戦術ももちろんあるんですけど、初めて一緒にプレーする選手たちばかりのなかで、いろんな特徴に合わせながら、さらに高い強度でプレーしなければいけないので、また違った難しさがあります。

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年上の選手たちが、積極的に要求してくれる

──合宿中、特にコミュニケーションを取っている選手はいますか?

初日も今日も、年上の選手たちのセットのでやらせてもらっていますが、中村(充)選手や本石(猛裕)選手は、練習中もかなり積極的に要求してくれます。自分の考えをわかりやすく伝えてくれるので、とてもありがたいです。

──一緒にプレーしてみて印象的な選手は?

甲斐(稜人)選手やナカマツ(ルアン)選手ですかね。同じポジションかつ左利きの選手は、普段Fリーグで対戦はしてますけど、それをまた一緒の場所で練習しながら身近で感じられるっていうのは、いい経験になるなと思っています。

──少しずつ自分の強みも出せている感覚はありますか?

自分は1対1が強いタイプではないですが、戦術をうまく噛み砕いて、流動的に動きながらスペースを見つけるプレーが得意なので、少しでも早く木暮監督の戦術を理解してピッチで示していきたいです。

──この3日間でのトレーニングを、クラブに戻ったあとも生かせそうなイメージはありますか?

それはありますね。この合宿でも自分のチームと同じ戦術もいくつかありますし、この強度を継続して自分たちチームも押し上げていければいいなと思っています。

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