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東京・八王子「アウトドアダイニング となりわ」でレトロキャンプの巻【街でキャンプ飯食べ歩記・2食目】

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【街でキャンプ飯食べ歩記・1食目】東京・茅場町「リワイルド アウトドア トーキョー」でモクモクスモーク!?の巻


古民家でキャンプ気分が味わえる!東京・八王子の名店「アウトドアダイニング となりわ」

自称・hinata編集部イチのグルメ派ライター(30代・女子・東京都在住・好きな食べ物はモチと月餅)が、そんなある意味で贅沢な欲望を叶えるためだけにスタートしたのが、当連載「街でキャンプ飯食べ歩記」です。

好みのタイプは、おひとりさまでも入りやすくて、おしゃれで、味も抜群で、キャンプ愛が感じられるお店。

そんな無茶な!という声も聞こえてきそうですが、他人に厳しく自分に甘くな性格なので仕方ありません。今日も気になるキャンプ飯目指して行ってみましょう!

やってきたのは、高尾山をはじめとする自然豊かな東京八王子市。JR中央本線「八王子駅・北口」から徒歩約7分の場所にある、「アウトドアダイニング となりわ」です。ビルのスキマにひっそりと佇む、隠れ家的な空間にワクワク!

ランチは11:00~15:00(平日)、11:30~15:30(土日祝)、ディナーは17:30~22:30
※L.Oは14:15(ランチ)、21:15(ディナー)です

入り口付近にメニュー板を発見。なになに…?

ランチはオムライスとカレーがおすすめで、ディナーは自家製の燻製料理とお酒が楽しめると。

夕方になるとランタンの灯りでライトアップ!夕暮れのキャンプ場に漂うまったり感を思い出します

小道を進んだ先には、カフェテーブル&アウトドアチェアがセッティングされたお庭が出現!

いつもは寄り道しやすい街の憩いのスポットとして、休憩中のビジネスマンやワンちゃんをお散歩中の近隣住民、学生などで賑わっているようです。訪問したのは平日の15:00ごろ。ちょうど母屋のランチタイムが終わったタイミングなうえに雨が降ったり止んだりのあいにくの天気だったので、先客はいませんでした。

木漏れ日を感じるタープ席。お庭全体は火気厳禁

タープがかかるテーブル席も!なんと、これらのお庭エリアは11:00~16:00の間は自由に休憩できる場所なんだそう。持ち込みもOKという太っ腹な場所なので、お気に入りのシェラカップや水筒を持ち込んでランチを楽しむのもいいかもしれません。

ついついキャンプなお庭エリアに長居してしまいましたが…、古民家を再生したという店内に入ってみましょう。

アウトドア歴30年、この店のオーナーシェフである藤田佳久さんに内装のこだわりを聞いてみると、「以前住んでいた人の親戚に了承を得てお店として使っているので、なるべく当時の内装を活用したところと、アウトドアの雰囲気づくり」と教えてくれました。

なるほど。どうりで昔の日本家具のようなインテリアとグリーンで溢れているわけです。

客席はテーブル席が20席ほど

テーブルの板は廃材でこしらえたり、壁のラックは和ダンスの引き出しをリメイクしたり。モニターには清涼感あふれる小川の映像、BGMにはせせらぎの音が流れます。モニターは、季節によって焚き火の映像に変わるそう。

窓際の席が人気。テーブル席の仕切りにハンギングされているキャンプギアにも注目

なんだか山小屋に来たみたいで、のんびりできる空間だなぁ~。

そんな温かみのある店内に、無骨なキャンプギアがハンギングされているではありませんか。

オリジナルのキャンプギアも手に入る!

GANTEZ WORKS × REVOMAX コラボレーションボトル20OZ 592mL 5,700円(税込)
GWオリジナルシェラカップ 480mL 3,780円(税込)
頑徹米(150g 一合ぶん) 380円(税込)
GWオリジナルシェラプレート 2,800円(税込)
※時計回り
ステッカー 300円(税込)
※中央

艶消しのオールブラックにスカルのロゴがかっこいいシェラカップは自社ガレージブランド「GANTEZ WORKS(ガンテツワークス)」のギア!

町工場が多い八王子の特性を生かして、何か盛り上げられないかなと考えたときのひとつの答えとして、ギア開発を始めたのがきっかけだそう。思い立ったら一直線、頑固一徹になぞらえて、ガンテツと名付けられた正真正銘の八王子発ブランドです。

コンセプトが素敵なこちらのギアたちは、お店でも購入可。帰りに買っていこうかな。

燻製×○○のコラボレーションに注目!

燻製調味料
左から 燻製醤油780円(税込)、燻製オニオンドレッシング880円(税込)、燻製オリーブオイル1,680円(税込)

飲食店経営やオリジナルブランドの立ち上げだけではなく、燻製工房「燻製けむりの」も運営している店主の藤田さん。店内には、製造した燻製商品が並びます。

中でも注目なのが、和洋問わず幅広い料理に合う「燻製しょうゆ」。tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)とのダブルネームもしていて、そちらはWILD-1で購入可能です。燻製オリーブオイルなんていうめずらしい商品もあって、見ているうちにお腹が空いてきちゃった…。

キャンパーズスパイス
左から 燻製ハーブソルト600円(税込)、カレースパイス780円(税込)、オールマイティスパイス780円(税込)、燻製デュカ600円(税込)
テントのロゴにナチュラルな色使いがかわいい!ギフトにもよさそう

「キャンパーズスパイス」と書かれているボトルも発見!

こちらも燻製調味料と同じく、燻製けむりのオリジナル商品です。キャンプで気軽に本格的な味わいを楽しめるよう、スパイスの配合にこだわり抜いていて、何にかけてもその味がするMIXスパイスとは一線を画す仕上がりが自慢です。

そうと言われれば、食べてみたくなるもの!なんと、各テーブルに備え付けの調味料として置いてあるようなので、料理にかけてお試しOK。卓上に置かれている種類は、カレースパイスミックスとデュカ!さっそく、料理を注文して試してみるぞ~。

    【アウトドアダイニング となりわはこんなお店です】
  • 東京・八王子のビル街に立地
  • 古民家を改装した隠れ家的空間
  • アウトドア好きのオーナーが運営
  • ランチはオムライスとカレー、ディナーは燻製料理が主役
  • 八王子発のガレージブランド「GANTEZ WORKS(ガンテツワークス)」のギアがズラリ

【街でキャンプ飯その1】「燻製3種盛り合わせ」

せっかくなら、同店ならではの燻製料理を満喫したい!ということで、今回は藤田さん一押しの「燻製3種盛り合わせ」「カマンベールトマトアヒージョ」「八王子ナポリタンスモーク風味」をオーダー。ここからは、この3品を順にレポートしていきます!

「燻製3種盛り合わせ」は、1合炊きメスティンの中にチーズ、うずら、レバーがそれぞれ5~6個入って提供されます。

スタッフさんがフタを開けると煙がモクモク!

これは、燻製チップをあぶって煙を出すアイテム「スモークガン」で注入しているそう。燻製の香りづけなら、わずか数秒でやってのける優れもの。

となりわでは、燻製仕込みを終えたあとにスモークガンを使うことで、本格的な燻製料理に仕上げています

実は筆者も、メスティンの中にウッドチップを入れ、底部にガスを当てて燻製にチャレンジしたことがあるのですが、焦げてしまった苦い思い出が蘇ってきました…。


燻製3種盛り合わせ 1,450円(税込)
左から、うずらの卵、チーズ、レバー
燻製チップは、どんな食材にも合うサクラチップを使用

それはさておき、いざ実食!鼻から抜ける燻製独特のスモーキーな香りが最高。特にうずらの卵は、香りが一番薄くついていて食べ飽きない感じ。

食べているうちに自分もこんな風においしくつくりたくなって、藤田さんに初心者でもキャンプで失敗しない燻製のつくり方を質問してみました。メモを残しておくのでご参考まで。

キャンプで失敗しない燻製のつくり方

  1. アルミだと焦げやすいのでステンレスのメスティンを用意
  2. メスティンの底が見えなくなる程度に燻製チップを敷き詰め、底網の上に食材を並べる
  3. ガスバーナーではなく、固形燃料でゆっくり温める
  4. 火加減が強すぎる場合は、固形燃料を外してまた戻すを繰り返しながら様子をみる
  5. 20分前後で完成
  6. ちなみに藤田さんがキャンプで燻製を楽しむときは、厚手の細長い段ボールを燻製器として使用。調理を終えたら、焚き火の燃料として燃やして帰るのが常だとか。

【本音レビュー】
「燻製大好きな筆者でも、1人で食べると少し多めな量に感じました。2~3人でシェアしながら食べると各種2つずつくらいつまめるので、おつまみにはちょうど良さそう!」


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