テーラーメイドからツアーレポートが届いた。
「テーラーメイド契約のリッキー・ファウラーがPGAツアー『ロケット・モーゲージ・クラシック』で単独首位からスタートした最終日、4バーディ・ノーボギー「68」でフィニッシュすると、3つ巴のプレーオフを1ホール目で制し、2019年以来4年ぶりのツアー6勝目を挙げました。独自の5層構造で高い飛距離性能とスピン性能を両立した『TP5ボール』を使用して今大会に挑んだ彼は、4日間安定してスコアを伸ばし-24でフィニッシュ。
最終日のプレーオフでは、右ラフからの2打目をピン横3mにつけるスーパーショットを披露。さらに、今大会のティショットでは平均飛距離309ヤードを記録するなど、テーラーメイドの最新テクノロジーを採用した『TP5 ボール』が、リッキーのティショットからアプローチ、グリーン周りにおける安定したショットとパッティングに貢献、悲願の復活優勝に繋がりました」（同社広報）
これまで同社と共同開発した『pix』モデルを使用してきた印象のあるファウラーだが、米国テーラーメイドによると、最近さまざまな変化があったとか。
「1シーズン前SG：アプローチで150位でしたが、今年？彼はトップ10にいて、今季SG：オフ・ザ・ティで50ランク近く順位を上げています。SG：パッティングでも100打以上伸びています。伝統的なスタッツに頼りたいのなら、彼のパーオン率を考えてみてください。シーズン前の186位から今年29位となり、今季の平均スコアは11位です。
リッキーがここまで戻ってくるには、かなりの変化がありました。今季のスタートに向け、スイングの変更、コーチの新旧交代、キャディの交代などなど。その間、『TP5』ゴルフボールと『TPグローブ』に対する彼の信頼は揺るぎませんでした。ただし、彼は最近『pix』からスタンダードモデルに移行しました」（米国テーラーメイド広報）
では、どれほど各種スタッツが昨季と違うのか、主要なポイントを見てみよう。
【昨季➡今季のスタッツ順位比較】
SG：トータル 133位➡8位
SG：ティトゥグリーン 101位➡8位
SG：オフ・ザ・ティ 114位➡64位
SG：アプローチ・ザ・グリーン 150位➡7位
SG：アラウンド・ザ・グリーン 31位➡16位
SG：パッティング 161位➡30位
トータルドライビング 48位➡30位
ドライビングディスタンス 27位➡29位
フェアウェイキープ率 131位➡98位
パーオン率 186位➡12位
平均パット 124位➡7位
平均スコア 105位➡6位
平均バーディ 158位➡4位
今年コブラの最新作『AEROJET LS』ドライバーを使用してフェアウェイキープ率を30ランク引き上げたファウラー。同時にコブラ『KING TOUR』アイアンで7％近くもパーオン率を引き上げたが、特に距離別ではフェアウェイからの150～175ydで30ランク、100～125ydで76ランクアップ。ラフからは225～250ydで141ランク、50～125ydで138ランク上げていた。
そして、オデッセイ『VERSA JAILBIRD』パターを使い出してから、距離別では特にショートパットの10ft（約３m）で174ランク、10ft以内で110ランク上がっている。ミドルパットでは15～20ft（約4.5～6m）で165ランク、20～25ft（約6～7.6m）で132ランクも上げていた。パーオン率が劇的改善し、ミドル～ショートパットに強くなったファウラー。優勝会見で「あとは時間の問題だった」と話した通り、復活優勝は必然だった。
【リッキー・ファウラーの優勝ギア】
1W：コブラ AEROJET LS（9.0° Diamana WHITE BOARD 70X 44.5㌅）
3W：コブラ AEROJET LS（14.0° Aldila Tour Green 70X 42㌅）
5W：コブラ LTDxLS（19.0° Aldila Synergy Blue 70X 40.5㌅）
4I～PW：コブラ KING TOUR（KBS C-Taper 125 S+）
A,S,LW：コブラ KING V Grind（52,56,60° KBS 610 120S）
PT：オデッセイ VERSA JAILBIRD
BALL：テーラーメイド TP5
SHOES：プーマ IGNITE ARTICULATE
APPAREL：ゴルフ HOOPS X GOLF TUNNEL ポロシャツ
【リッキー・ファウラーのパターSPEC】
🟠Versa Jailbird w/マイクロヒンジインサート🟢タンクスチールダブルベンドシャフト🔵38.625インチ eog / 2* / 70.75* / 631.7g🟡SuperStroke Zenergy 17インチ 3.0
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