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「アイスマン」の史上初の快挙とPGAツアーの未来【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

幸せそうな表情で記念撮影に応じるキャントレー PGAツアーの未来にも思いをはせる一戦となった(撮影:GettyImages)

PGAツアーのプレーオフ・シリーズ第2戦「BMW選手権」は、「氷のように冷静だ」と評される“アイスマン”パトリック・キャントレーが2位に1打差で勝利した。

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昨年も今大会を制したキャントレーは、フェデックスカップ・プレーオフが創設された2007年以来、史上初の大会連覇を成し遂げ、フェデックスカップ・ランキング2位へ浮上。昨年に続く2年連続の年間王者のタイトルと、18ミリオンのビッグボーナス獲得のチャンスに大きく迫った。今年のBMW選手権を戦いながら、キャントレーはこんな言葉を口にしていた。

「以前は毎試合、トッププレーヤーが集結して層が厚かったけど、かなりの人数が(LIVゴルフへ移籍して)抜けた今、PGAツアーの各試合のフィールドは明らかに弱くなった」

キャントレーが言う通り、PGAツアーからLIVゴルフへ移った選手は、すでに30名に近づきつつあり、その分、トッププレーヤーの層が薄くなったことは否定できない。

だが、BMW選手権の4日間の戦いが「エキサイティングではなかったか?」と問われたら、私は「エキサイティングだった」と答える。「フィールドが薄く、弱くなったから勝てたのか?」と問われたら、キャントレーの返答は「ノー」となるはずである。

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