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「今までで一番いいスイングだ」 青木功が振り返る奇跡の逆転チップインイーグル

日本人初優勝の喜びを全身で表現する青木功【写真:米国男子ツアー公式Instagram(@pgatour)より】

米国男子(PGA)ツアーが公式インスタグラムを更新。開催中の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」にちなみ、1983年の大会で劇的な逆転優勝を飾った青木功の奇跡のチップインイーグルを振り返る動画を公開した。

83年に開催された同大会、最終日の18番ホール。すでに1打差をつけトップでフィニッシュしたジャック・レナー(米国)がスコアカードをチェックする中、青木がピッチングウェッジで放ったショットはグリーンにワンバウンドすると、そのままカップイン。劇的な逆転優勝を飾った。そして青木はPGAツアーで初めて優勝した日本人選手となった。
 
当時の劇的なショットをあらためて見た青木は、「40年前はこんなスイングができていたんだねぇ」と懐かしそうに声を上げる。そして「今までで一番いいスイングだ」と自ら称賛。カップインの瞬間を見届けると、「うんっ!」と満足げに小さくうなずいてみせた。
 
さらにキャディは9番アイアンでなければ届かないとアドバイスをしたそうだが、青木は「嫌だ」と言ってピッチングウェッジを選んだというエピソードも披露した。
 
PGAツアーの投稿には逆転されてしまったレナーも登場。やはり動画を見せられると、「これは何度も見ましたよ」と一言。そして当時を振り返り「彼はバンカー越えのショットです。プレーオフになるかとは思っていましたが、結局、プレーオフにもならなかった。私が期待した終わり方ではなかったですね」と、淡々と語った。
 
昔の動画に映るレナーは、まさかの逆転劇に呆然とした表情。笑顔で両手を上げ喜びを全身で表す青木とはあまりにも対照的だった。

今年もワイアラエCCで開催されている「ソニー・オープン・イン・ハワイ」には、22年大会の優勝者である松山英樹をはじめ日本人選手8名が出場。今シーズン初戦となる選手も多く、この大会で一気に波に乗りたいところだ。

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