松木玖生（写真：YUTAKA/アフロスポーツ）
U-23日本代表は、いよいよ8大会連続12回目のオリンピック出場を決める大一番を迎える。
4月29日（日本時間4月30日2時30分キックオフ）、U-23アジアカップ準決勝「U-23日本代表対U-23イラク代表」の一戦が行われる。
この試合で最も期待されるのが、準々決勝のU-23カタール戦で戦術上の理由により前半のみの出場となった松木玖生（20）だ。
松木は今大会これまでスタメン2試合のみで疲労感は強くない
このU-23日本代表の主力としてプレーしている松木玖生だが、今大会は過密日程による温存や戦術的理由によってそこまでプレー時間は長くない。
グループステージ第1節のU-23中国代表戦こそスタメンフル出場だったが、2節のU-23UAE代表戦は74分から出場。
第3節のU-23韓国代表戦も準々決勝を見据えてベンチスタートとなり、63分からの出場だった。
さらに準々決勝のU-23カタール代表戦では、前半30分にイエローカードを1枚もらい、2枚目のイエローカードのリスクを回避するために前半終了時点で藤尾翔太と交代となった。
つまり、松木は今大会約180分程度（アディショナルタイムなどを含めれば約200分程度）しかプレーしていない訳だ。
4月16日の初戦から13日間でその程度のプレー時間であれば、コンディションは悪くないだろう。
つまり、松木は今夜のU-23イラク戦をかなりベストに近いコンディションで臨めることになるわけだ。
物怖じしない性格で、大舞台に強い選手でもある松木が良いコンディションでこの大一番に臨める状況は、U-23日本代表にとってみればこの上ないポジティブなポイントとなる。
25日のU-23カタール戦で延長までフル出場したキャプテンの藤田譲瑠チマは完全には疲労が抜けていない可能性が高いため、松木に懸かる期待は非常に大きい。
もし今日の試合で負けたとしても、3位決定戦で勝利すればパリオリンピックの出場権は獲得できるが、何が起こるか分からないのがサッカーであるため、U-23日本代表はなんとしてでもここで決めておきたいところだ。
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