藤田譲瑠チマ（写真：YUTAKA/アフロスポーツ） 4月16日、パリオリンピック最終予選を兼ねたU-23アジアカップグループB第1節「U-23日本代表対U-23中国代表」の一戦が行われる。 2戦目がU-23UAE代表、3戦目がU-23韓国代表と強豪との試合が続くため、今夜のU-23中国代表戦の重要度は非常に高い。 今大会3位以内を決めればパリオリンピック出場権獲得となる。（4位だった場合はギニアと大陸間プレーオフで決定） U-23日本代表の注目選手は、主将に選ばれた藤田譲瑠チマとFC東京コンビだ。
藤田譲瑠チマ
22歳の藤田譲瑠チマは、絶対的な存在としてこの大会に臨む。 大岩監督体制になってから13回キャプテンマークを撒きプレーしており、監督からだけでなくチームメートからの信頼も厚い。 元日本代表選手だった内田篤人氏や松井大輔氏も、「（藤田譲瑠チマだけ）違う雰囲気を醸し出していた」と評している。 上背こそないものの、ボール奪取能力が抜群で、運動量、推進量のあるドリブル、広い視野と展開力といったようにトータル能力が非常に高い。
松木玖生と荒木遼太郎のFC東京コンビ
副キャプテンに指名された松木玖生とJリーグで絶好調の荒木遼太郎にも注目だ。 20歳ながらFC東京で主将を務める松木は、藤田譲瑠チマと共にU-23日本代表の中盤の要となる。 A代表や欧州移籍へのステップアップを考えれば、このU-23アジアカップでインパクトある活躍を見せたいところだ。 豊富な運動量や対人能力、パス能力はすでにJリーグでトップクラスであり、松木が好調ならばこの強豪揃いのU-23アジアカップでも中盤を支配し続けられるはずだ。 荒木遼太郎はその松木と抜群のコンビネーションをFC東京で普段から発揮しているFWだ。 今季のJリーグで開幕から6試合で5得点を挙げており、今最も勢いのあるFWの1人だといえるだろう。 ライバルは多いが、その得点力の高さはU-23日本代表随一であることから、大事な時間帯で活躍できるはずだ。
U-23日本代表は果たしてこの重要な初戦を勝利で飾ることができるのか、注目だ。
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