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鎌田大地のフランクフルト退団がほぼ決定的に、ビッグクラブがこぞって興味も懸念される鎌田の調子

写真:鎌田大地(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
ドイツの公共放送局「ZDF」の番組に出演したフランクフルトのクレシェSDが、日本代表MFの鎌田大地の去就について言及した。

「おそらく今季限りで去ることになるだろう」と述べ、退団の可能性が高いことを示唆した。

フランクフルトは鎌田に対して新契約のオファーを出していたが、鎌田側がこれを拒否したものとみられる。

この動きにより、鎌田の元には本格的に欧州のビッグクラブからオファーが舞い込むことになるだろう。

ドルトムントやバルセロナ、マンU、チェルシー、リバプール、ベンフィカなどが興味

フランクフルトでMFながら今季公式戦13得点4アシストを記録している鎌田大地は、この2年で欧州で名の知れた選手へと成長した。

昨季もチームをEL(ヨーロッパリーグ)優勝に導く活躍を見せるなど、キャリア全盛期を迎えている。

プレスをかけられても落ち着いてボールをキープでき、ゲームをコントロールする能力に長けている。

そして、2列目(時には3列目)から積極的にエリア内やバイタルエリアに侵入し、得点やアシストに繋げるプレーは、世界中のMFの中でもトップクラスであると言えるだろう。

契約更新をしないことを決断したことにより、今季終了後には移籍金が発生せずに他クラブに移籍ができるようになる。

ベリンガムがメガクラブに引き抜かれる可能性が高いドルトムントや、経営面で問題を抱えるバルセロナにとっては、鎌田は最高の補強となるだろう。

その他のビッグクラブも、フリートランスファーで26歳の優秀なMFを獲得できるとあって、正式なオファーを出す可能性は非常に高い。

カタールW杯を境に失速気味である点が懸念される

鎌田は今季得点とアシストで17得点に絡んでいるわけだが、実はそのほとんどがシーズン前半に挙げたものだ。

開幕から絶好調で、ボランチや攻撃的MFで出場しながらまるでFWの様な結果を残してきた。

しかし、カタールW杯で精彩を欠くプレーに終始すると、フランクフルトに戻ってからもキレを失ってしまう。

カップ戦などでは得点を取ったものの、リーグ戦ではW敗後1得点も挙げていないのだ。

日本代表でも、トップ下のレギュラーからボランチのポジションで試されるようになるなど、絶対的な存在になりきれていない。

はたして鎌田は今後どのビッグクラブへ移籍することになるのか、そしてそのクラブで活躍することができるのか、その動向に注目が集まる。

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