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“2023年に活躍したツアープロが使用するドライバー”を試打検証〜『RMX VD/M ドライバー』編

今回は、「2023年に大活躍したツアープロが使用するドライバー5機種」を今野康晴が試打。

・ヤマハ『RMX VD/M ドライバー』
・ダンロップ『スリクソン ZX5 Mk II ドライバー』
・ヨネックス『EZONE GT 450 ドライバー』
・プロギア『RS Fドライバー』
・ミズノ『ST-X 230ドライバー』

を、計測データをもとにそれぞれ検証していく。

試打の鉄人 プロフィール|今野康晴(いまの やすはる)
1973年生まれ。日本大学3年時の1994年に1年先輩の片山晋呉を破って、『日本アママッチプレー』で優勝を果たした。1996年にプロデビュー。初優勝は99年の『中日クラウンズ』で、ツアー通算7勝を誇る。現在はアマチュア向けのレッスンにも取り組む。

2023年ドライビングディスタンス1位の神谷そらが使用する、ヤマハ『RMX VD/M ドライバー』の特徴は?

ヤマハゴルフが満を持してリリースした新シリーズが『RMX VD』だ。発表前から今平周吾、藤田寛之、神谷そらといった契約プロたちが次々とスイッチし、トーナメントで結果を残したことから大きな話題となっていた。
 
『RMX VD/Mドライバー』は2023年国内女子ツアーのドライビングディスタンスで1位に輝いた神谷が愛用するモデルだ。『RMX VD』シリーズでは3つのドライバーがラインナップされているが、『RMX VD/Mドライバー』はその中で性能的に中間に位置するモデルとなっている。「NEOアスリートモデル」というキャッチフレーズが付けられ、安定性と適度な操作性が高いレベルで両立させていることが特徴と言えるだろう。
 
キーとなるテクノロジーは新設計の「ブルズアイ フェース」。重心位置と打点が一致するようにヘッドやフェースを設計することで、圧倒的なボール初速を出しながら、打ち出し角やスピン量が全て最適化されるようになっているという。
 
女子プロNo.1の飛ばし屋が愛用する『RMX VD/Mドライバー』を今野はどう評価するのか。

RMX VD/M 試打レビュー|「クセのないヘッドですごく打ちやすい」

今回はヤマハ『RMX VD/Mドライバー』のロフト9.5度に純正シャフト『TENSEI TR(S)』が装着された試打クラブを使用。最初にヘッドの見た目をチェックした今野は、「すごく素直でオーソドックスな形状で、みんなが好む顔ですね。面長でなく、丸っこい顔でフェースもよく見えるのでつかまりが良さそうな印象です。若干シャローなことも特徴的ですね」と話した。

『RMX VD/Mドライバー』を使い、3球の試打を終えた今野は、「芯に当たった時とそうでない時で打感が全然違いますね。芯を外すと少し打感が軽くなって、音も高くなりますが、芯を喰うとインパクトに重さ、しっかり感が出てくれます。弾道も理想的でしっかり性能が発揮されたように感じました」とコメント。
 
ヘッドのつかまリや球の上がりやすさについては、「球は高めで、つかまりも良いですが、極端な感じではないですね。高いけど高過ぎず、つかまるけどつかまり過ぎず、クセのないヘッドだと思います。打ちやすさがありますね」
 
今回のテストでは『RMX VD/Mドライバー』のスライドウェイトを「LOW」と「HIGH」に動かし、振り心地の変化もチェックした。「LOWは操作性が高まる感じで振り心地が良かったですね。HIGHはヘッドの後ろが重く感じられて、球が上がるような気がします。少しずつウェイトをずらしながら試打をして、自分に会う場所を探してみても面白いですね」。

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