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カート使用可でも…タイガーはプロアマ18ホールを“歩いて”プレー 復調をアピール「すごく良くなった」

問題なく18ホールを歩いて回ったタイガー・ウッズ(左)と息子チャーリー君(撮影:GettyImages)

今週末には親子でペアを組み20チームが2日間36ホールを戦う「PNC選手権」(米フロリダ州)が開催される。タイガー・ウッズ(米国)は長男のチャーリー君とタッグを組んで4年連続の出場を果たす。

開幕前日の15日には、18ホールのプロアマ戦に出場。タイガーにとっては、4日が最終日だった「ヒーローワールドチャレンジ」に続く復帰2試合目で、「サビがとれて、ずっとショットが良くなった」と復調をアピールした。

タイガーは黒色のセーターにグレーのパンツ、チャーリー君はネイビーの上下で登場。非公式大会のためカート使用が可能にもかかわらず、タイガーは18ホールを歩いてプレーした。「歩くことは腰にとってはいいこと。体がほぐれるし本当ににラウンドが楽しめた」と、チャーリー君とのプレーに満面の笑みをみせた。

今年は4月「マスターズ」の最終日に途中棄権。右足首を固定する手術を受け、そのままシーズンをリハビリに費やした。ヒーローワールドチャレンジで実戦復帰して4日間72ホールを歩いてプレーしたが、20選手中18位に終わった。「ショットが錆び付いている」と特にアイアン、ショートゲームの感触を嘆いた。だが、このプロアマ戦では冴えたアイアンショット披露し、チャーリー君の内側につける場面も見せた。

「すごく良くなった。特に今日は良いショットが打てた。ヒーロー(ワールドチャレンジ)のときにあったサビは落とせたし、ショットをコントロールする手の感触が良くなった。強風の中でうまくショットを打ち分けられた」と話した。

14歳になったチャーリー君が使うティは今年から後ろに下がり、タイガーらレギュラープロのゴールドティ(全長7106ヤード)の1つ前のホワイトティ(全長6576ヤード)になる。ネリー・コルダやジョン・デーリー(ともに米国)、“ビッグ5”と呼ばれたレティーフ・グーセン(南アフリカ)らと同じティを使用する。

今大会はスクランブル方式で、それぞれがティショットを打って良い方を選択していく。「チャーリーは僕をオーバードライブする(笑)」と、タイガーは愛息のプレーにニヤリ。「僕たちにとっては有利な条件。でもそこから二人とも良いショットを打たないと」と意気込んだ。

最高位は2021年の2位で、昨年は8位で終えた。「第5のメジャー」と称したほどタイガー自身にとって大事な大会で復活勝利を目指す。(文・武川玲子=米国在住)

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