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世界ランク121位からのシンデレラストーリー 橋本美月がゴルフに惹かれる理由 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 橋本美月 -16 2 BUNNABODEE, Kan -15 BENNETT, Kelsey -15 VONGTAVEELAP, Natthakritta -15 5 稲垣那奈子 -13 6 LAU, Ashley -12 7 HWANG, Youmin -11 KIM, Minsun -11 9 VARMA, Anika -10 10 PORTER, Cassie -8 順位の続きを見る

表彰式でも涙が止まらなかった橋本美月

表彰式でも涙が止まらなかった橋本美月(撮影:ALBA)

アジアパシフィック女子アマチュア選手権 最終日◇13日◇アブダビゴルフクラブ(アラブ首長国連邦)◇6499ヤード・パー72>

祖父に勧められて、はじめてゴルフクラブを握ったのは9歳のとき。そのときは、ゴルフのどこに惹かれたのかわからなかったが、今ならハッキリ言える。「ゴルフって、一番の人が、ずっと一番でいることがないじゃないですか。最後まで誰が勝つか、何が起るか分からない」。

アジアを制した橋本美月のスイングはこちら【動画】

開幕前の世界アマチュアランキングは121位。中学校に上がる前は、大きな大会に出たことはほとんどなかった。東北福祉大1年の橋本美月がこの舞台に立つことを、いったい何人が想像できただろう。

予選2日間で上位につけ、3日目を終えて首位とは3打差の2位。負けん気が強い19歳、強い気持ちは持っていたが、「優勝は、できないと思う」。あえてそう口にすることで、冷静さを保とうとしていた。それでも、高ぶる気持ちは抑えられない。夜も寝つけず、何度も目が覚める。ようやく長い夜が開けると、今度は長い戦いが待っていた。

緊張のなか迎えた最終日。2番パー5で、ティショットを左の林に入れて、2打目も出せずにトラブルに。なんとかパーを拾ったが、優勝争いの相手がバーディを奪って差が開く。「争っている選手が目の前にいて、相手の状況も把握できる。色々な想像をして、ずっと苦しかったけど、自分を信じてあげなきゃと思いました」。気持ちを強く持ち続け、3番パー4で追い風が吹く。92ヤードからの2打目は、ピン奥に着弾するとバックスピンでそのままカップイン。4番も1つ獲ってトップとの差を縮めると、7番のバーディで単独トップに立った。

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