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大会史上最年少Vへ 蝉川泰果が猛チャージで2位に浮上!『中島・金谷・蝉川』が再び激突

トップに2打差の2位タイで迎える3日目は、賞金ランキングトップ2の二人と直接対決となった蝉川泰果(撮影:鈴木祥)

<ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目◇1日◇東京よみうりCC(東京都)◇7023ヤード・パー70>
 
賞金ランキング3位の蝉川泰果がビックスコアをマークし、優勝争いに殴り込んできた。初日は3アンダー・7位タイに甘んじていたものの、2日目は、9バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「64」。首位の中島啓太とは2打差、トータル9アンダー・2位タイに浮上した。

両サイドが崖になっていて難しい1番でバーディを奪い幸先の良いスタート。しかし、3番で短いパーパットを外してボギーを叩くと、4番パー4に落とし穴が待っていた。
 
ティショットを右に曲げると、グリーンを狙った2打目は木にあったてしまい、このホール5オン1パットのダブルボギー。「やってしまった…」と一時はトータル1オーバーまで後退した。
 
それでも、「ミスの幅がちょっと大きかっただけで、そんなに悪くないかなと。気持ちが切れることはなかった」とすぐ切り替え、6番から3連続バーディを奪いミスを取り返した。
 
後半も10番のバーディを挟み14番からは、本人も「プロ初なのですか?」と驚く4連続バーディ。首位の中島に2打差まで追い上げる猛チャージを見せた。「集中力を切らさずにやった結果、バーディが結構続いてくれたので良かったと思います」と振り返った。
 
3日目は、初日と同じ賞金ランキング3位までの『中島、金谷、蝉川』が最終組で再び激突する。「中島選手も金谷選手も自分より上の次元にいる選手なので。どんどん吸収して、その2人に負けないようなプレーをしたいと思います」と話す蝉川。1981年に23歳で優勝した羽川豊を抜いて、大会史上最年少優勝達成へ意気込んだ。(文・神吉孝昌)

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