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マスターズは大荒れの予感? ガルシアがカプルスの批判に反論! 一方のミケルソンは…

ライダーカップでは仲良く肩を組むカプルス(右)とガルシア(中央)(撮影:GettyImages)

「マスターズ」歴代チャンピオンが一同に介す“チャンピオンズ・ディナー”まであと2週。、レジェンドの発言に「LIVゴルフ」選手が異論を唱えている。

1992年大会覇者のフレッド・カプルス(米国)は先週参戦したPGAツアー・チャンピオンズの会場で、同じマスターズ覇者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)、フィル・ミケルソン(米国)のLIVゴルフ参戦組を強く非難した。

ガルシアを「まるでピエロ」だと称し、ミケルソンに対しては「常軌を逸している」とし、「もし誰かが53歳のフィル・ミケルソンが74、75のスコアで回るのに200万ドル(約270億円)を支払ったのなら、滑稽だ」とも話した。

これに対してガルシアは、LIVゴルフの今季第2戦ツーソン大会の会場、ザ・ギャラリーGCで米スポーツイラストレーティッド誌のインタビューに応え、「とてもがっかりした」とコメント。「でもフレディは言いたいことを言えばいいし、こちらも言いたいこと言う。だけど、僕や他の選手のことをとやかく言うべきじゃない。僕はフレディにこうするべきだとか言わないのだから」とガルシアは憤った。

一方のミケルソンは「僕たちは何年も友人だった…。今はそれしか言えない」と言葉は少なかった。

4月4日夜、オーガスタ・ナショナルGCでは昨年覇者のスコッティ・シェフラー(米国)が歴代チャンピオンにディナーを振る舞う。

LIVゴルフを戦うバッバ・ワトソン(米国)は「シェフラーが僕を別テーブルにしてもかまわない(笑)」とジョークを飛ばしたこともあるが、シェフラー自身はLIVゴルフに参戦する選手とPGAツアーの選手がともにテーブルを囲むことは「素晴らしい時間になるだろう」と意に介さない。

ところがガルシアは「分からない…。人によっては気まずいと感じるかもしれない。僕は大丈夫だと思うけれど、問題を起こさないようにする」と話す。「チャンピオンズ・ディナーは僕が自身で得たもので、それだけの努力をしてきたのだから。だから楽しみたいと思う」と話した。(文・武川玲子=米国在住)

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