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「チャンスがあるように見えるけど…」 笹生優花が短いホールを警戒するワケ

短い=やさしいではない! 笹生優花がパロス・ベルデスGCを警戒している。(撮影:ALBA)

<DIOインプラントLAオープン 事前情報◇29日◇パロス・ベルデスGC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>

先週のアリゾナ戦でアルバトロスを達成した笹生優花。勢いそのままに、昨年予選落ちを喫したコースでのリベンジに臨む。

平らで硬いフェアウェイから一転、ロサンゼルス郊外に位置する今大会のコースはアップダウンが激しく、細かい傾斜が多くあるタフなコンディション。2打目以降のショットの精度がカギのひとつになってくるが、「難しいけれど、平らがすべて簡単なわけではないし…」と笹生は冷静に語る。

さらに、先週に比べてコース総距離はおよそ240ヤード短い『6447ヤード』。290ヤードに設定されてティイングエリアが前に出ればワンオン可能な3番パー4や、続く4番は422ヤードながらもフェアウェイがグリーンまで打ち下ろしていて、距離が短いホールもある。“飛ばし屋”の笹生にとってはチャンスホールとも言えそうだが、本人はいたってクールだ。

「短いからチャンスがあるように見えるけど、ゴルフって、距離が短いならどこか必ず難しくなっている。チャンスはチャンスだけど、必ず獲れるわけではない。注意したいと思います」。チャンスに見えてチャンスではない。このコースで行われた昨年の米女子ツアー「パロス・ベルデス選手権」の予選カットラインはトータル2オーバーで、優勝スコアはトータル10アンダーと伸びきらなかったことからも、このコースの難しさは伝わってくるだろう。

冷たい海風が吹き、気温も低くなる予報の4日間。好調さを維持して迎える今季米5戦目だが、「楽しんでゴルフができれば」。いつも通りの自然体で、初日からドライバーを振り抜いていく。(文・笠井あかり)

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