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レクシー・トンプソンは“筋トレ女子”? オフに何をしているか聞いてみた【カメラマン南しずかの米ツアー小話】

レクシーさん、オフは何をしているの?(写真は23年6月KPMG女子プロ選手権)(撮影:南しずか)

畑岡奈紗、渋野日向子に加え、昨季から勝みなみ、西村優菜が参戦してますます盛り上がっている米国女子ツアー。今季からは稲見萌寧ら3人が新たにメンバー入りする。日本勢の動向にも非常に注目だが、試合以外や海外勢のおもしろ話まで伝えるのはなかなか難しい部分も…。そこでツアーを長年取材しているカメラマン・南しずか氏が気になるネタをピックアップ。これを見れば“米女子ツアー通”になれるかも!?

米国女子ツアーはいよいよ、2024年開幕戦が行われる。選手たちは11月末から1月中旬までのオフシーズンで、どのような練習に取り組んでいるのか。オフに入る前のレクシー・トンプソン(米国)に聞いてみた。

ツアー通算11勝を誇るレクシーは、自他ともに認める“筋トレ女子”だという。選手仲間のリディア・コ(ニュージーランド)からは、「(レクシーが)朝6時からジムにいたのを見かけた。私はそんな早朝から体を動かすのはマジで無理」とからかわれるほど。普段から熱心にトレーニングに励んでいる。

そんなレクシーのオフの過ごし方は「身体を作りつつ、正しい動作のスイングで練習場で打ち込む、という作業の繰り返し」だと言う。

「ゴルフスイングは、ゆっくり体を捻転する動作。『体幹と下半身の強化』と『左右のバランス』が基本だと思う。身体に歪みがあると正しいスイングができないから、左右のバランスを整えるため、片足立ちしながら行うトレーニングメニューなどを取り入れている。トレーニングはパーソナルトレーナーとともに週4回行っているよ」

昨季のドライバー平均飛距離は271.42ヤードを記録。ツアー屈指の飛ばし屋として知られる“スター選手”の裏側は、地味な努力の積み重ねだった。それでも、嫌々トレーニングしているわけではない。「体を動かすことはストレス発散にもなるから心身ともにいいなあと。引退後はフィットネス関連の仕事に携わりたい」という青写真も描いているようだ。

ツアー12年目だった昨季は、手首の怪我に悩まされたり、階段から転んで尾てい骨に痛みが出るなど、健康面で不本意なシーズンを送った。それでも終盤にトップ10入りを連発させ、ポイントランキング79位に滑り込みシード権をキープ。今シーズンは巻き返しに期待したい。(取材・文/南しずか)

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