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小平智は1打足りず惜しくもPGA出場権獲得を逃す 「まだまだしぶとく」来季も海外挑戦を宣言

小平智は「まだまだしぶとく」海外挑戦続ける(写真は「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」)(撮影:上山敬太)

<PGA TOUR Q-School 最終日◇18日◇TPCソーグラス ダイズバレーC、ソーグラスCC(米フロリダ州)◇6850ヤード・パー70(DV)、7054ヤード・パー70(CC)>

レギュラーシーズン、フェデックスカップ・フォールと戦うも、あとわずかで来季出場権を獲得できなかった小平智。“ラストチャンス”と挑んだQスクール(米最終予選会)では、PGAツアー切符獲得にわずか1打届かなかった。

小平はレギュラーシーズン終了時点でフェデックスポイントランキング185位。来季出場権を賭けたフェデックスカップ・フォールでは「ZOZOチャンピオンシップ」、「バターフィールド・バミューダ選手権」で優勝争いを演じるなどの活躍で、153位まで順位を上げた。しかし、125位以内に与えられるシード権、150位以内に与えられる準シード権を得られず、今大会に挑んだ。

初日「72」と出遅れるも、2日目に「65」をマークして急浮上。3日目、4日目も安定したゴルフを見せ、トータル7アンダーでフィニッシュ。来季PGAツアーの出場権が与えられる5位タイに入る可能性を残して4日間を終えた。

ラウンド後のインタビューでは、「4日間通していいゴルフができた。まだみんなホールアウトしていないので分からないですけど、5位以内目指してやった結果なので悔いはないです」と、晴れやかな表情を見せた。だが、無情にもわずか1打届かず。6位で出場権獲得を逃した。

それでも、秋口からのいい手ごたえをつかんだまま戦えたことは好材料。「ゴルフ自体、調子は4日間キープしていい感じで回れていました。この成績も自信になる。これからどの試合に出るかまだ分からないですけど、ちゃんとオフにトレーニングと練習をして、次の試合に備えたいと思います」と、前を向いている。

今回の結果で、来季は下部コーン・フェリーツアーの出場権が与えられ、第3回のリシャッフル(出場優先順位の見直し)までの12試合に出場が保証される。競技終了後に更新された自身のインスタグラムでは、「来年はKORN FERRY TOURとDP WORLD TOUR が主戦場になります」と海外で戦うことを宣言。「まだまだしぶとく行きます」と米国男子ツアー復帰への強い思いを持って、来季に挑むようだ。

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