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10キロ以上減量のミケルソンは人気も減?「いいプレーができて、涙が出そう…」

フィル・ミケルソンはパトロンに感謝「大きな声援で支えてくれた」(撮影:GettyImages)

<マスターズ 2日目◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>

これまで3度のマスターズ・チャンピオンに輝いている52歳フィル・ミケルソン(米国)が登場すると、1番ティはパトロンの歓声で沸いた。しかし、盟友のタイガー・ウッズ(米国)と人気を二分した時代とは状況が違う。ミケルソンはLIVゴルフのウェアを着用していた。

2年ぶり30回目の出場。「ゴー! フィル」「レッツゴー・デビルス!」と出身のアリゾナ州立大のチーム名も飛んだが、どこか静かな空気だった。18番パー4は残り174ヤードから1.5メートルにつけてバーディフィニッシュ。「69」をマークすると「きょうは本当にいいパットが決められた」とミケルソンらしい小技の冴えるプレーだった。

1番パー4では上りの8メートルを沈めてバーディ発進。6番パー3ではグリーン手前からのチップショットが傾斜を上り切らずに戻りダブルボギーとしたが、8番パー5は林の中から5メートルに寄せてバーディを奪うと、12番パー3は2メートル、13番パー5も36ヤードから2メートルにつけて伸ばし、トータル4アンダー・暫定10位タイの好位置でホールアウトを迎えた。

ミケルソンが着用しているのは、昨年6月から参戦しているLIVゴルフのチーム「ハイフライヤーズ」のロゴ入りシャツだ。サウジアラビアの政府系ファウンドがバックアップするLIVゴルフの実現に早くから賛同し、PGAツアーを批判。当初は対PGAツアーの裁判の原告にも名を連ねた。

LIVゴルフにはこれまで10戦出場し、トップ10に入ったのは1度だけ。今季は27位、32位、41位(出場48人)と低迷。優勝争いに絡んだことは、残念ながら一度もない。

オフシーズンに10キロ以上の大減量を行ったミケルソンだが、その理由を「体をシェイプアップすることで、スイングスピードが上がる」と説明。「それに減量することでとても健康的な生活を送っている。体力面でも強くなるし、もっと人生をエンジョイすることができる。(妻の)エイミーと僕は新たな人生を歩んでいるんだ」と表情は明るい。少し小さくなった歓声にも「パトロンはいつもと変わらず大きな声援で支えてくれた。ここでまたプレーできることを本当に感謝している。いいプレーができていることに…涙が出そうだ」と静かに話した。

メジャー最年長レコードとなる50歳で「全米プロ」を制したのは2年前の2021年。「このコースの戦い方は知っている。正しいところにミスすればスコアは出せる」。自らの記録更新に向けて、ベテランは自信をのぞかせた。

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