渋野日向子はティショットに苦しんだ1日に「かなり散々だった」

バーディがほしい5番パー5ではティショットを右の林に入れて、パーだった(撮影:ALBA)

<ポートランドクラシック 最終日◇3日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>
 
初日に続いて3日目に「67」をマークして23位タイまで浮上して迎えた最終日。渋野日向子はティショットに苦しみ、3バーディ・3ボギーの「72」とパープレーに終わった。上位がビッグスコアを連発しているなかにあって、トータル10アンダーはホールアウト時点で40位台と順位を落としてしまった。

「スタートからしくじっちゃった」。1番ではフェアウェイから左奥のピンを果敢に攻めて、奥のカラーへ。3打目のアプローチを1メートル弱に寄せるも、このパーパットを外してボギーが先行した。しかし、続く2番パー3ではティショットをピンに絡めてバウンスバック。落ち着いたかに見えたが、「獲り返してなかなか流れに乗ることができずに終わってしまったのはすごく残念」と肩を落とす。
 
その原因は不安定なティショット。初日から3日目まで、14ホール中『12』ホール、『13』ホール、『13』ホールと安定してフェアウェイをとらえていたが、この日は『6』ホールしかフェアウェイに運ぶことができず。最初のパー5となった5番では、ドライバーを右の林に入れてパーが精一杯。獲りたいホールでのマネジメントに狂いが生じた。「かなり散々だったので(苦笑)、チャンスにつけたいところで、ラフに入っちゃったりというのがあったぶん、すごく難しかった。練習だなと思います」。
 
伸ばし合いの展開で、上位に食い込むためには多くのバーディが必要だったが「なかなか噛み合わないことも多かったですし…チャンスにつく回数も少なかったので、すごく難しかったです」と、3日目まで好調だったティショットがブレーキとなってしまった。その課題としっかり向き合いながら、次週はオハイオ州で「クローガー・クイーン・シティ選手権」に臨む。

関連記事