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ワンタン麺に続き… 昨年覇者は“刺身”にロックオン【カメラマン南しずかの米ツアー小話】

ドライバーグが寿司を握っているようにみえる?(10月のボランディアズ・オブ・アメリカダラス戦で撮影)(撮影:南しずか)

畑岡奈紗、渋野日向子に加え、今季から勝みなみ、西村優菜が増えてますます盛り上がっている米国女子ツアー。日本勢の動向にも非常に注目だが、試合以外や海外勢のおもしろ話まで伝えるのはなかなか難しい部分も…。そこでツアーを長年取材しているカメラマン・南しずか氏が気になるネタをピックアップ。これを見れば“米女子ツアー通”になれるかも!?

「今年の目標はお刺身を食べること!」

日本で唯一開催される米女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」、ディフェンディングチャンピオンのジェマ・ドライバーグ(スコットランド)は、日本滞在をすごく楽しみにしている。昨年は人生初のラーメンに挑戦した。「ワンタン麺はすごく美味しかった!だから、他の日本食も食べてみたいなあと。ラーメンはマストとして、今回はお刺身も食べたい。マグロとサーモンが好き」。今までに日本以外で食べたことはあっても、“本場”のお刺身や寿司は未経験だそうだ。

もちろん食事だけではなく、再び日本で試合が出来ることも楽しみにしている。「昨年の優勝で一番印象に残っていることは、観客の皆さんの声援ですね。熱心に応援してくれたことがうれしくて、いまも思い出すだけで鳥肌が立ちます」。

コロナ禍により日本単独開催が続いていたが、昨年は2019年以来、3年ぶりに日米共催開催に。あわせて同じく3年ぶりに有観客開催となった。最終日には5000人を超えるゴルフファンが瀬田に詰めかけ、大歓声に囲まれながらカップを掲げた瞬間は忘れられないものになった。

「ゴルフの調子はいいので、今年も良いプレーをお見せできるよう頑張ります!」。18年から米ツアーに参戦したドライバーグは、ツアー初優勝を日本で決めた。日本ツアーとしては初めてのスコットランド勢の勝利。思い入れのある大会だからこそ、いつも以上に気合いが入る。

開催コースは異なり、今年は茨城県の太平洋クラブ美野里コースで11月2~5日の4日間で行われる。連覇を狙う30歳のチャンピオンは、日本食パワーで燃えている。(取材・文/南しずか)

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