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渋野日向子の左手にはテーピング見られず 青木翔コーチ帯同で9ホールの練ラン

青木翔コーチに見守られる中練習ラウンドした渋野日向子(撮影:福田文平)

<宮里藍 サントリーレディス 事前情報◇6日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6513ヤード・パー72>

今季国内2戦目に臨む渋野日向子が、大会開幕を2日後に控えた火曜日、練習ラウンドで調整を行った。午前9時30分にスタートしてアウトの9ホールを確認。青木瀬令奈、上野菜々子、大里桃子と同組でプレーした。

前回出場の「ブリヂストンレディス」の練習日は、グリーン周りとパターのチェックがメインとなっていた一方で、この日はドライバーを強振し、ショットで“打ち直し”をする場面も。最近は歩いてコースを確認することも多くあったが、同じライから2回打つことや、ショートホールでのティショットをピンが手前のときと奥のときを想定してクラブを持ち替えながら打つ姿が見られた。

ラウンド中には笑顔が多く、上野とはグリーン周りのラフから寄せ対決を行う姿もみられた。次のホールに移動する前には、キャディのジョン・ベネット氏とグリーンそばで会話し、グリーン周りを一緒に確認している様子もあった。

6ホール目に差し掛かったあたりでぽつりぽつりと小雨が降り始めたが、終始明るい表情。9ホールを終えると4人で記念写真を撮り、休憩を挟んだあと、練習場での打ちこみを開始。ドライバーからアイアンまでショットを確認し、その後はグリーン上でパターも転がした。

4月の海外メジャー「シェブロン選手権」で左手の痛みを明かし、それ以降はテーピングが巻かれていた。だが、この日はそのテーピングはつけられていなかった。いまの状態について気になるところだが、徐々に回復しているようにもみえる。

練習ラウンドには今季から再タッグを組んだ青木翔コーチも帯同。後方からショットを確認したり、パッティングの構えを教える様子もあり、ともに準備を整えている。

2020年2月に今大会を主催するサントリーと所属契約を結んだが、コロナ禍による中止や海外試合出場のために参戦できず。今年が所属契約後の大会初出場となる。初日は今季3勝を挙げている山下美夢有、同じくサントリーとスポンサー契約を結ぶアマチュアの馬場咲希(代々木高3年)と午前8時5分にティオフを迎える。(文・笠井あかり)

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