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秋女? メジャーハンター? ケガを乗り越えた三ヶ島かなが日本タイトルに意欲「間に合ったのかな?」

三ヶ島かなが首位タイ発進。メジャー2勝目に向け視界良好(撮影:佐々木啓)

<日本女子オープン 初日◇28日◇芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県)◇6528ヤード・パー72>

冷静な表情でプレーを続けた三ヶ島かなが6バーディ・1ボギーの5アンダーで回り、首位タイで初日を終えた。雨と風が強まる午後のラウンドで圧巻のプレー。ピンチもしのぎながら、最後もバーディパットを強気に沈めてみせた。

打ち上げ、打ち下ろしが多いコースではラフから距離感を合わせるのが困難。「ティショットを大事にプレーしていました。アップダウンが激しいので、細かいところを意識しながら」と細心の注意を払い、ナショナルオープンならではの難セッティングに立ち向かった。

今年の3月には左ヒザの靱帯を切るケガを負い、今月中旬まではテーピングをしてきたが、そのテーピングも外れて今は伸び伸びとプレーができている。上り下りの激しいコースでも「ちょっと下りの時は優し目に歩いて」とヒザを気遣いながら、元気にプレーを続けた。

恐る恐るプレーしていた春先は予選落ちもかさんだが、「やっとゴルフができるところまで来られたので、やるしかないと思っています」と秋の終盤戦に向けて上り調子。「間に合ったのかな?」と、ここからアクセル全開で突き進む覚悟だ。そんななかで、日本最高峰の大会で最高のスタートを切った。

初優勝は2年前の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」。初勝利をメジャータイトルで飾った。得意の秋に向けて、ギアを上げていくつもりだ。「ここ数年で人一倍あると思います」というメジャー制覇への意欲は誰にも負けない。ツアー2勝目もメジャーとなるのか。日本タイトル取りに向けて、秋女はさらにスコアを伸ばしていく。

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