• HOME
  • 記事
  • バスケットボール
  • 「俺だって家族と過ごしたい」グリーンがクリスマスゲームについて本音を吐露「悔しいけどこれが現実」<DUNKSHOOT>

「俺だって家族と過ごしたい」グリーンがクリスマスゲームについて本音を吐露「悔しいけどこれが現実」<DUNKSHOOT>

ウォリアーズは9年連続でクリスマスゲームを戦うが、カーHC(右)とグリーン(左)は昨季に続いてホームで戦えないことに不満を述べていた。(C)Getty Images
NBAで年末のビッグイベントといえばクリスマスゲームだ。リーグとしては格好のプロモーションの場であるため、毎年人気チームを選出し、魅力的な対戦カードを組んでいる。12月25日に試合を行なうチームは、リーグからとりわけ重宝されていると言えるだろう。

チームとしても名誉なことだろうが、アメリカでクリスマスは家族と過ごす大切な休日でもある。そうした背景もあってか、特別な日に試合を行なうことを負担に感じる関係者も少なからずいるのも事実だ。

今年、フェニックス・サンズとクリスマスゲームを戦うゴールデンステイト・ウォリアーズは9年連続でクリスマスに試合をするだけでなく、2年連続アウェーゲームという日程を組まれており、チーム内からは不満の声もちらほら聞こえてくる。

ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチ(HC)は、「基本的にクリスマスに試合をするのは好きだ」と前置きした上で、敵地でのクリスマスゲームは避けたいという思いを語った。

「クリスマスゲームはエキサイティングなものだ。ただ私は、クリスマスにホームでプレーするのが大好きなんだよ。そうすればクリスマスの朝、子どもたちと一緒に過ごしてからアリーナへ行くことができるからね。クリスマスに遠征するのは大変だけど、NBAにいる以上は仕方のないことなのかもしれない。ただそれでも、2年連続でアウェーのクリスマスゲームは組まないというルールがあった方がいいだろう。昨年はミルウォーキーで、今年はフェニックス……。やっぱりおかしいと思う」
ウォリアーズのドレイモンド・グリーンもカーHCの考えに賛同し、「休日に家族と離れるのは選手にとって難しいこと」と述べた。

「俺には7歳、5歳、1歳の子どもがいる。俺だって家で家族と一緒に過ごしたいんだ。別にディフェンディング・チャンピオンと対戦するわけじゃない。もしそうなら理解できるかもしれないけど。それに2年連続のアウェーというのも、ちょっとフラストレーションが溜まるよ。娘にとって最初、そして2回目のクリスマスも一緒に過ごせないんだ。悔しいけどこれが現実。俺たちが直面している現実なのさ」

その一方でグリーンは、誰もが注目する一戦で試合をすることのメリットについても述べている。

「ただクリスマスの試合はビッグゲームになるから、いつもより強度が高くなると思う。家にいるみんなが試合を観ているんだ。だから、1年のうちで最も大きな意味を持つレギュラーシーズンの試合のひとつだと理解している。その分だけテンションも上がるしね」

現在ウエスタン・カンファレンスの上位を争う2チームの対戦は、クリスマスゲームの全5カードの中でも最も拮抗した戦いが期待されている。気合い十分のグリーンに導かれ、ウォリアーズは勝利を飾れるか。

構成●ダンクシュート編集部

関連記事