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三ヶ島かなはひさびさ優勝争いに緊張も「やりたいことをやるだけ」

三ヶ島かなはシード陥落の危機も笑顔でプレー(撮影:福田文平)

<伊藤園レディス 2日目◇11日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>
 
初日に8アンダーと爆発し、単独トップに立った三ヶ島かな。2日目は3バーディ・1ボギーの「70」と2つ伸ばすにとどまり、トータル10アンダーでホールアウトした。西郷真央に首位を譲ったものの、「ミスもいっぱいあったけど、やりたいことはしっかりできた」と、2打差2位の好位置で最終日に進む。

“やりたいこと”とは「自分の動きだったりとか、パットの読みだったりとか…」。グリーン上では26年前に発売されたクラシックパター『ミズノプロ RH-63』を握り、連日の「28」パットと悪くない数字を残している。
 
三ヶ島の現在のメルセデス・ランキングは67位で、シード圏内の50位までは172ポイント(pt)の開きがある。今大会は3日間大会で優勝が200pt、2位が120pt、3位が90pt…の配分となっているため、シード圏内に入るためには優勝クラスの成績が求められる。
 
ただし、三ヶ島は2021年の国内メジャー「JLPGAツアー選手権リコーカップ」で優勝しており、そこから10年間ならいつでも行使できる3年間の複数年シードを持つ。しかし、「QTの準備をしています」と、来季の出場権をかけたファイナルQTも視野に入れており、簡単にその特権を使うつもりはない。
 
ツアー1勝の三ヶ島にとっては久しぶりの優勝争い。「正直、きょうは(最終組で)ティショットとかは緊張していました。滑って右に行って、谷かと思ったらフェアウェイだったから良かった」と明かす。
 
上位を見てみると、首位に西郷真央(5勝)、三ヶ島と同じ2位タイに鈴木愛(18勝)、小祝さくら(9勝)と、複数回優勝者が名を連ねる。簡単には勝たせてくれなさそうだ。それでも「明日は今日の免疫があると思うので、なんとかなるはずです。(明日は)やりたいことをやるだけ」。自分を信じてツアー2勝目を目指す。

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