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ブライトン三笘薫が来季のプレミアリーグで無双するために取り組むべきポイント

写真:三笘薫(提供:REX/アフロ)
欧州主要リーグも全日程が終了しており、残すところCL(チャンピオンズリーグ)決勝のみとなったが、すでに各クラブ来季に向けたスカッド強化が進められている。

日本代表MF三笘薫は、プレミアリーグ挑戦1年目ながら強烈なインパクトを残すことに成功し、シーズン終了後日本に帰国している。

移籍の可能性もゼロではないが、ブライトンのデ・ゼルビ監督からの信頼も厚いことから、来季もブライトンの一員としてプレーする可能性は高いと言えるだろう。

プレミア2年目に向けて三笘が取り組むべきポイントはどういったところなのかを考えてみよう。

三笘自身はフィジカル強化&ミドルシュートの強化に意欲を示す

三笘薫は、日本に帰国した際の成田空港での取材で「フィジカル強化やミドルシュートの強化」を口にした。

確かに、そのキレのあるドリブルで相手DFを華麗にかわすシーンも目立つが、プレミア特有の強靭なフィジカルに弾き飛ばされるシーンもかなり目立った。

一定期間体を休めシーズン開始までにフィジカル強化に努めれば、弱点を克服しさらなる躍進に繋がるはずだ。

ミドルシュートに関しても、三笘自身が「ベストゴール」と称していたレスター戦のシュートくらいで、あまりミドルシュートで点を決められなかったことを考えれば、シーズンで5得点程度はミドルシュートで決められるくらいまで精度と威力を高める必要があるだろう。

左足のクロスの質とシュートが身に付けばプレミアでもトップオブトップを目指せるはず

前述したフィジカルやミドルシュートの強化はもちろん必須となるが、フィジカルに関しては鍛え過ぎはNGだ。

ドルトムントで大活躍しマンチェスター・ユナイテッドに鳴り物入りで加入した当時の香川真司も、フィジカルを強化しプレミア仕様の身体に仕上げたが、それによってアジリティが低下し平凡な選手となっていった。

三笘も、一瞬のスピードやドリブルのキレが最大の武器であるため、フィジカルを鍛え過ぎてしまうと自らのストロングポイントを消してしまうことになりかねない。

それよりも、左足のクロスの質と左足のシュートを強化すべきだろう。

三笘は、縦に突破するまではワールドクラスだが、左足のクロスは決して質が高いとは言えない。

さらに、左足のインステップで強烈なシュートが打てるようになれば、右足のクロスをフェイントに使い縦に突破しそのまま左足でゴールを決めるという得点パターンも身に付くはずだ。

この得点パターンと左足のクロスの質が確立されれば、相手DFはより縦を警戒することとなり、中へのカットインもしやすくなるだろう。

そうなれば、三笘自身が積極的に取り組む右足のミドルシュートも決まりやすくなっていくはずだ。

シーズンインまでの期間と来季前期の間にそういったプレーを確立できれば、間違いなくプレミアリーグでトップオブトップの選手となることができるだろう。

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