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尾関彩美悠が誓う2勝目 来年1月には成人式を控え…晴れ着は「つい最近決めました」

尾関彩美悠が来季の目標を語った(撮影:ALBA)

ダンロップを展開する住友ゴム工業と用具契約を結ぶ20歳・尾関彩美悠は15日、兵庫県・小野東洋ゴルフ倶楽部で行われた「ゼクシオドリームカップ2023 プロアマ」に初参加。「ゼクシオのアイアンを使っている方が多くて、ベタピンにつけていた。気に入っているという声をたくさん聞けたのでうれしかった」と笑顔で振り返るとともに、ラウンド終了後には来季への意気込みを話した。

ルーキーイヤーでツアー初優勝を飾った華々しい2022年から一転、今年は苦戦を強いられた。序盤にはアイアン選びに悩み、4月「パナソニックオープン」からは7試合連続での予選落ち。大会初日の6月16日にハタチの誕生日を迎えた「ニチレイレディス」では45位タイに食い込み、やっと“連敗”を阻止して、徐々にアイアンの感覚を合わせていった。

調整の日々を過ごしながら手ごたえを取り戻し始め、「ミネベアミツミレディス」で4位。連覇を目指した「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」7位、ホステスプロとして迎えた「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」3位とトップ10入りが増え、終盤戦「マスターズGCレディース」では最終日最終組で優勝を争い2位で終えた。

ニチレイレディス開幕時に58.4%(85位)まで落ち込んでいたパーオン率は、シーズンを終えて65.0292%(68位)まで回復。「リコーに行けなかったことが悔しかった」と、メルセデス・ランキング上位者らが出場できる最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に参戦できなかったのは心残りだが、ランキング41位まで浮上してシード権は維持。「来年は今年得たものしっかり生かして、優勝もできたらいい」と誓いを立てている。

「しっかり休めているし、そのなかでも練習やトレーニングもできている。半々くらい」と、12月は一年間で全国を転戦した体を癒しながら、来季に向けた土台をコツコツと作っている。仕事で引っ張りだこのため、遊びには行けていないというが、「たくさん遊んで癒されています」と一番のリフレッシュは愛犬との時間。ウィナー&ヨアンと名付けた2匹のワンちゃんと触れ合って英気を養っている。

さらに、来年1月には成人式を控えている。「つい最近決めました。いいお着物が取られてしまっていて…。でも、そのなかでも気に入ったものを選びました」と振袖の準備もバッチリ。楽しみにしているイベントのひとつだ。

1年前は悩んでいたクラブ選びだが、「ユーティリティをいろいろ試しているけど、ほぼ決まりそう」とあらかた固まってきた。「クラブをしっかり決めて、必ず2勝目を挙げることを目標に頑張りたい」。試行錯誤を重ねたこの一年間をすっきり清算して、晴れやかな気持ちで新年を迎えたい。(文・笠井あかり)

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