女子テニス世界ランク78位の大坂なおみが、３月22日から開催される「マイアミ・オープン」（３月22日～４月３日／アメリカ：マイアミ／ハードコート／WTA1000）での欠場者の発生により、同大会の本戦に繰り上がりで出場することが明らかになった。各大会の女子選手のエントリー情報を更新している「Entry List Updates women」（@EntryListsWomen）がその第一報を伝えている。
これまでの大坂のマイアミでの通算戦績は８勝５敗で、最高成績は2021年のベスト８。ハードコートを得意としているものの、思うような結果を残せていない大会でもある。マイアミ大会の公式サイトによるとこのほど大坂は本戦のワイルドカード（主催者推薦）を獲得していたが、カミラ・オソリオ（コロンビア／35位）が出場を辞退するため、ワイルドカードなしで本戦出場を果たすこととなった。
だが、懸念されるのは大坂のメンタルだ。ワイルドカードで出場した先日の「BNPパリバ・オープン」の２回戦で第21シードのベロニカ・クデルメトワ（世界ランク24位）と対戦した彼女は、試合中にある観客から「ナオミ、あなたは最低だ！」と心ないヤジを飛ばされてしまい、ベンチでは涙を流す場面も見られた。ここから歯車が完全に狂ってしまった大坂は、結果的にストレートで２回戦敗退。現在もテニスファンからは多くの心配の声が上がっている。
なお、現時点では大坂側からマイアミ大会の出場可否に関するコメントは出されていない。このまま予定通り大坂がプレーする姿を見られることを祈るばかりだ。
文●中村光佑
【PHOTO】４カ月ぶりの復帰戦となるメルボルンサマーセット１で躍動する大坂なおみを特集！
Miami update
OUT: Osorio
IN: Osaka
NEXT: Bondar
— Entry List Updates Women (@EntryListsWomen) March 14, 2022
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