【日本代表】荒川勇気「木暮さんに言われた3-1の形でも戦える選手を目指す」

日本代表は9月26日、高円宮記念JFA夢フィールドで国内合宿2日目のトレーニングを行った。

午前練習を終えた木暮ジャパンは、17時30分から午後練習をスタートした。3対1の“ロンド”でウォーミングアップを行った後、午前と同じくハーフコートで2組に分かれて“ピサーダ”を織り交ぜたパス練習や連係のメニューを実施。その後、メンバーを入れ替えながらゲームを行い、約2時間、汗を流した。

2日目のセッションを終え、最年長の26歳で約2年ぶりの招集となった荒川勇気に話を聞いた。

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まずはクワトロに適応すること

──あらためて招集の話を聞いた時の気持ちを教えてください。

素直にうれしかったですけど、やっぱり代表に来たからにはなにかしらのインパクトや結果を残さないといけません。そのために自チームでも結果にはこだわってやってきたので、違いを見せれたらという気持ちで臨みました。

──初日と、2日目のトレーニングを終えてどうですか?

高い強度でみんなハードワークできていますし、いつもなら一緒にできない選手ともプレーできるのですごくいい環境です。普段とは戦術の違いもあるので、タメになっています。

──今日の午後練習はナカマツ選手とマッチアップする姿が印象的でした。

彼も自分と同じくらい身長もあって、フィジカルも強いので、迫力はありますよね。海外に行ったらそういう選手ばっかりだと思うので、そんな選手にも負けないように継続していきたいです。

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──代表でピヴォのポジションを勝ち取るのは、かなりハードルも高いと思います。先ほど「違いを見せられたら」という話もありましたが、ここまでで手応えを感じた部分はありますか?

1日目や今日の午前中は、下から崩したりチャンスをつくる練習をしました。町田ではそういった戦術はやってきませんでしたが、新しい経験を積めてよかったです。午後に関しては比較的ゲームがメインだったので、1対1での勝負からゴールに向かう時のインパクトは見せられたかなと思います。

──以前に招集された際はフットサル歴も浅かったと思いますが、キャリアを重ね、2年越しにこの場所へ。当時と比べて、この代表活動は荒川選手にとってどんなものになっていますか?

本当に全然違いますね。あの頃は右も左もわからず、守備のエラーばかり起こしていました。でも今は、方向性もはっきりしていて頭の中も整理された状態で臨めているので、すごく有意義な時間を過ごせています。

──少し期間は空きますが、クラブの活動に戻ってから生かせそうなこともありますか?

今までは、前に張っていることが多かったですが、いつもとは違う戦術や動きに触れることで、プレーの幅も広がっていくと思います。引き出しを持ちつつ、自分の特徴も消さずにプレーを磨いていきたいです。

─ストレッチをしながら木暮監督ともコミュニケーションを取っていましたが、現状の課題やもう少し伸ばしていきたい部分があれば教えてください。

今の代表は4-0のシステム(クワトロ)をベースにしていますが、木暮さんからは、「勇気がどんな選手を相手にしても負けないピヴォになれれば、3-1の形でも戦えると思っている」という話をされました。ただ、現状はどうしてもクワトロがベースになっているので、そこに適応することがまずは優先かなと。個人としても新しい取り組みになるので、チャレンジしていきたいです。

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