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歴代覇者に世界ランキング最上位者も! アジア女子No.1決定戦に出場するなでしこ6人の意気込み

橋本美月は大会2勝目を目指す(撮影:ALBA)

<アジア・パシフィック女子アマチュア選手権 事前情報◇8日◇シンガポール・アイランドCC(シンガポール)◇6343ヤード・パー72>
 
今年で5回目を迎える「アジア女子アマチュア選手権」は、第1回大会が行われたシンガポールで開催。コースは移動し、シンガポール中心あたりに位置するシンガポール・アイランドCCできょう9日に開幕する。ちなみにこのコースは、当時アマチュアだった松山英樹が、2011年にアジアアマ連覇を達成した舞台でもある。

今大会に優勝して得られるのは“アジアNo.1”の称号だけでない。「シェブロン選手権」、「アンムディ エビアン選手権」、「AIG女子オープン」(全英)の海外メジャー3大会の出場権も与えられ、まさに“アマチュアのメジャー大会”ともいえるビッグトーナメントだ。
 
日本勢は6人が出場。アラブ首長国連邦で開催された21年大会を制し歴代覇者として臨む橋本美月(東北福祉大2年)、そして前回大会で日本勢最上位の荒木優奈(日章学園高2年)、上田澪空(共立女子第二高2年)、手塚彩馨(佐久長聖高2年)がJGAナショナルチームメンバーとして参戦する。
 
さらに、世界ランキング4位でフィールド最上位につける吉田鈴、同10位の寺岡沙弥香が初出場。6人のなでしこが、19年大会覇者の安田祐香、橋本に続くタイトル獲得に臨む。
 
2年ぶりのタイトル奪還をねらう橋本は、1月に「オーストラリアアマチュア選手権」を制するなどの活躍をみせてシンガポールに乗り込んだ。初出場で優勝を遂げた思い入れのある一戦。「優勝が一番の目標だけどこだわりすぎずに、自分ができることを精一杯やって4日間を戦い抜きたい。とにかく楽しむのが、どの試合でも自分にとって重要なこと」と笑顔で意気込んだ。
 
■吉田鈴(初出場)
「海外は2戦目だけど、緊張はあまりしていなくて、楽しみだなという思いが強いです。グリーンにクセがあることは知っていて、パッティングを読む練習や距離感を合わせる練習を重点的にやっていました。どんなコースであっても自分の計画は崩さないで、何をやるべきか、どうやって対処すべきかを練習日で考えて試合に挑みたいです。目標はトップ10を外さないことと優勝争いをしたいです」
 
■荒木優奈(2回目)
「調子は悪くなくていま上り調子。優勝したいです。ナショナルチームの心理の先生と話して1日4つバーディ獲るというプレー目標を立てたので、そっちに重点を置いてそれが結果につながればいいと思います。一番出たいメジャー大会は全英、なんとなく(笑)。テレビで見て有名だし、渋野さんが勝った試合。いろんな人が戦っている舞台に行ってみたいです」
 
■寺岡沙弥香(初出場)
「今年の目標はプロテスト合格しかみていません。世界アマチュアランキング10位以内だったら最終から受けられるので、ポイントを稼ぐぞと思って出場を決めました。(海外志向は)全くなくて、海外イコール怖いくらいのイメージがあります。この大会で5位以内に入りたいです」
 
■上田澪空(3回目)
「前回のアジアアマよりはいい調子で来れていると思う、リベンジしたいです。午後は風が強くなるので、どう読んで戦略を立てていくかを考えたい。順位というよりは、自分のやりたいゴルフがしたいです」
 
■手塚彩馨(3回目)
「蒸し暑くて体力が奪われますし、(コースは)アップダウンもあるので体力面で大変。飲み物や補食、終わった後のケアをしっかりしたいです。調子はあまり良くないので、少しずつ良くなっていけばと思います。3回目なので、これまでよりはいい順位で上がって、上位で争いたいです」

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