八村塁(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「NBA」怪我の影響かそれとも単純な不調か、レイカーズ八村塁が15分間の出場も無得点

八村塁(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
1月20日、NBA「ロサンゼルス・レイカーズ対ブルックリン・ネッツ」の一戦が行われ、112-130でネッツが勝利した。

日本代表の八村塁は15分28秒のプレータイムがあったが、無得点2リバウンド、1アシストに終わった。

1月18日に行われたマーベリックスとの一戦に勝利し2連勝となっていたレイカーズだが、3連勝とはならなかった。

3Pシュートの精度が明らかに落ちている八村

今季に八村は鼻骨骨折や左ふくらはぎの肉離れなど怪我が多くなっているが、戦列に復帰した1月14日のジャズ戦で17得点、16日のサンダー戦で12得点を記録するなど最高のリスタートを切った。

しかし、18日のマーベリックス戦では22分5秒のプレータイムがありながらも6得点に終わり、前述した通りネッツ戦では無得点となった。

特に気になるのは3Pの精度の低さだろう。

3Pシューターではないため、元々.350程度の成功率ではあるが、直近2試合では7本シュートを放ち1本のみの成功となっている。

.143という低い成功率は、そのまま八村の不調を表しているといえるだろう。

レイカーズはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスに頼る場面が非常に多い。

彼ら2人が仕掛ける際、約束事のように3Pラインの外で待つ八村は、必然的に3Pを放つ機会が多くなる。

この2試合の精度の低さが今後も続くようならば、外からのシュートが上手い選手とのトレードなども選択肢となるかもしれない。

ジェームズ、A・デイビスへの依存度が強いがゆえに得点力のある選手の獲得もあり

ラッセルはPGながら平均15得点以上をマークするなど得点力も持っているが、八村塁に限らず、トーリアン・プリンスやオースティン・リーブスなどはプレー時間が長いながらもあまり結果が残せていない。

ネッツとの試合に負けたことで再び借金生活に戻ったレイカーズは、やはり最低でももう1人得点力のある選手が必要であるといえるだろう。

柱であるレブロンは39歳となり、頼りきるのは大きなリスクでしかない。

スポーツアプリ『Clutchpoints』は、サンズがグレイソン・アレンをトレードに出しチームをさらに強化する可能性があると報じている。

今季3Pシュートの成功率1位(.481)となっているグレイソン・アレンをレイカーズが獲得できれば、非常に大きな武器となることは間違いない。

八村はその際のトレード要因となる可能性もある。

レイカーズに残留しシックスマンとして結果を残すのか、それともトレードに出されてしまうのか、今後の八村の動向に注目だ。

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