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「自分を守る必要があった」相手を突き飛ばし一発退場のヨキッチが弁明。相手HCは「ダーティーなプレーだ」<DUNKSHOOT>

ヨキッチはヒート相手にトリプルダブルの活躍を披露したが、第4クォーター終盤にハードファウルで一発退場を食らった。(C)Getty Images
現地時間11月8日(日本時間9日、日付は以下同)、コロラド州デンバーのボール・アリーナでデンバー・ナゲッツとマイアミ・ヒートの一戦が行なわれた。

ホームのナゲッツは前半でエースのニコラ・ヨキッチが5本のフィールドゴールをすべて決めて15得点、8リバウンド、5アシストとチームを牽引。さらにウィル・バートンが13得点、モンテ・モリスも10得点と続き、64−49と15点リードで前半を終えた。

後半に入ってもナゲッツはヨキッチやバートンが着実に得点を重ね、ヒートのフィールドゴール成功率を39.7%に封じ込めるなど自慢の守備も機能。結局ナゲッツは113−96で勝利したが、第4クォーター終盤に“事件”が起こった。

ナゲッツの17点リードで迎えた残り2分39秒、ディフェンシブ・リバウンドを奪い、相手コートにボールを持ち込んだヨキッチに対し、センターライン付近でヒートのマーキーフ・モリスが左肘と肩をぶつけてファウル。

このプレーに怒ったヨキッチは右腕と右肘を使って背後からモリスを思い切り突き飛ばし、モリスはコートに転倒。担架を用意されたモリスは自力で立ち上がりロッカールームへ退いたものの、ヒートの大黒柱ジミー・バトラーは激怒していた。
審議の結果、フレグラントファウルのタイプ2と判定されてヨキッチは退場処分。この試合で昨季のMVPは25得点、15リバウンド、10アシストとトリプルダブルと躍動したものの、後味の悪い幕開けとなった。

試合後ヨキッチは「僕が悪かった。本当に悪かった」とモリスに謝罪し「自分自身を守る必要があった。でも片方の手が思わぬ方へと反応してしまったんだ。ゲームを放り出してしまった」と振り返った。

一方ヒートのエリック・スポールストラ・ヘッドコーチは「(首を負傷したモリスは)ロッカーで動くことができている」と語ったが「危険でダーティーなプレーだった」と相手エースを非難した。

現時点でNBAからの発表はないものの、極めて危険なプレーだったこともあり、今後ヨキッチに罰金や出場停止処分が下されることが予想される。

なおヨキッチは、昨プレーオフのカンファレンス準決勝でもフェニックス・サンズのキャメロン・ペインに対するハードファウルがフレグラントファウル2となり一発退場を食らっている。

ナゲッツとヒートは今月29日、舞台をマイアミに移して対戦する。もしヨキッチが出場した場合、ヒートファンからのブーイングは必至だろう。

構成●ダンクシュート編集部

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