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本田圭祐が“アンチ”について皇治と激論! 「スターが弱気な発言をする姿は理解しきれない」と語る理由とは?

世界を渡り歩いた本田。その経験から得たアンチに対する心得は独特なものがある。(C)Getty Images
格闘界とサッカー界のスターが互いの抱くアンチ論について語り合った。12月23日に配信された音声配信サービス『Now Voice』で熱い議論を交わした格闘家の皇治と元サッカー日本代表MFの本田圭佑である。

さまざまなテーマで互いを分析しあったなかで、深く切り込んだのは、何かと言動が物議を醸す皇治だ。今年11月末に契約満了によりリトアニア1部スドゥバを退団し、現在は無所属の本田に対して「なんで引退しないんですか?」と直球の質問をぶつけたのだ。

これに対して「僕は引退という概念がよく分からない」と答えた本田は、持論を続けた。

「今どこにも所属してなくて、どことも契約しなかったらプレーできない。これって引退しているようなもの。じゃあ引退のラインって何かと。僕が引退する時はサラッとやめていくと思います」
さらに日本復帰についても「まったくその気はないですね。日本は僕にとってみたら“家”。みんな、友だちと会いに行ったりして、『ずっと家にいるんですか』っていう話なんです」と独特な理論を展開する本田に、さすがの皇治も「スケールがでかい」と驚いてばかりだ。

話題は尽きずにアンチに対する考え方に話題が及ぶと皇治は、「アンチとかヘイターがいなくなったら自分の賞味期限が切れたと思うようにしている。だからアンチとかの声は心の支えになっている」と強調。かたや本田もイタリアのセリエAなど国内外10クラブを渡り歩いた経験から「イタリアはボロクソに言われた。とくに個人への発言とかにはえげつなかった。でも、僕は好きでこうなったし、スターになりたかった」と語った。

「今は『有名人も人だ』とかいろんな論調がある。まさに言いたいことは分かる。でも、僕は、スターやリーダーたるべきものは普通の人が耐えられない重圧を当たり前のように耐えてこそ、そのポジションにいけると思っている。スーパースターが弱気な発言をする姿を見て、言っていることは分かるけど、僕は心から理解を示しきれない。『じゃあやめたらいいのに』と思う」

日頃から想像を絶するプレッシャーと格闘している本田と皇治。常人離れした発想力を持つふたりの言葉には、説得力が滲んでいた。

構成●THE DIGEST編集部

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