
ブライトンがカメルーンの逸材カルロス・バレバを獲得!デ・ゼルビ監督は「クラブの未来」と期待!
写真:ブライトンのデ・ゼルビ監督(ロイター/アフロ)
8月29日、ブライトンはリールに所属していたカルロス・バレバ(19)を獲得したと発表した。
契約期間は2028年6月までの5年間で、移籍金は2700万ユーロ+ボーナス300万ユーロ(約47億4000万円)となっている。
カメルーンの未来を担うであろう逸材で、ポジションはボランチやセントラルMFとなっている。
今夏確かな補強で確実に戦力UPとなったブライトン
昨季のチームにおける柱であったマクアリスターがリヴァプール、カイセドがチェルシーへと移籍し、その戦力が心配されたブライトンだが、的確な補強により逆に戦力UPに成功している。
トップ下には攻撃的なポジションであればどこでもプレー可能なブラジル期待のアタッカーであるジョアン・ペドロを獲得。
さらに三笘に匹敵するポテンシャルを持ち両WGができるサイモン・アディングラがレンタルによる武者修行を終えブライトンに復帰。
戦力的に薄くなった中盤には、ドルトムントからデ・ゼルビ監督が以前から興味を示していたマフムド・ダフードを獲得。
GK以外のポジションすべてをこなせるリヴァプールのレジェンドであったジェイムズ・ミルナーもフリーで獲得。
コルウィルがいなくなったCBには、フィオレンティーナで活躍していた左利きCBのイゴール・ジュリオを獲得。
これらの補強の最後に、カルロス・バレバを獲得したのだ。
まさに的確な補強を行ったブライトン。
ミルナー以外は今後数年間でブレイクする確率が高い選手を獲得するなど、その経営陣の手腕の高さは欧州でも一目置かれている。
現有戦力であるギルモアやファーガソン、エンシソ(エンシソは残念ながら負傷離脱中)なども着実に力を付けてきており、戦力は確実に昨季よりもUPしている。
強い集団を作れるかはデ・ゼルビ監督の手腕に懸かっている
ブライトンは、前述したような的確な補強によってプレミアリーグ4位以内にも入れる戦力を得たわけだが、決して良い選手を集めれば勝てるというわけではない。
サッカーはあくまでもチームスポーツであり、いかに強い集団を作れるかが大きなポイントとなる。
そうした意味では、ここからはデ・ゼルビ監督の手腕に懸かっているといえるだろう。
選手数が増えただけ、ローテーションはしやすくなったものの戦術を浸透させるのは難しくなる。
実際に開幕からの2戦はうまくいったものの、3節のウェストハム戦では相手の戦術に屈し負けている。
シーズン序盤でしっかりと戦術を落とし込み、誰が出場しても戦力が変わらないチームにできたならば、現実的にプレミアトップ4やEL制覇が見えてくるはずだ。
Follow @ssn_supersports