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ステップ、レギュラーツアー出場経験を持つ中野恵里花がネクストヒロイン初出場「2日間とも60台 攻めのプレーで優勝を」

ネクストヒロインゴルフツアーに初参戦する中野恵里花(撮影:福田文平)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第8戦 PGMシリーズ GRAND PGM CUP◇30日 事前◇大宝塚ゴルフクラブ(兵庫県)◇6367ヤード・パー72>

31日から2日間競技で開幕するマイナビネクストヒロインゴルフツアー第8戦 PGMシリーズ「GRAND PGM CUP」にて、同ツアーに初参戦する中野恵里花。中野は、2019年に大学を休学し、当時単年登録でJLPGAのステップ・アップ・ツアー17試合、レギュラーツアー4試合に出場した経歴を持つ。

19年の単年登録を終えたあとは、「ミニツアーに結構出てました。関東に行ったりもして、関西の大きな試合も必ず出ていました」と話したとおり、試合経験は豊富。しかし、「ファン投票に自信がなくて……」と、興味はありつつもネクストヒロインツアーへの出場は少し敬遠していた。大宝塚GC(兵庫県)で開催される今大会には「主催者推薦をいただけて、京都出身で近場なので出てみたい!」と出場を決めたという。

自身の強みは「いい意味でも、悪い意味でも起伏がないところ。1日大会より、2日間や3日間などの複数日程大会が得意です!」と話す。1日の爆発力は大きくなくとも、高い水準で安定したスコアを作るプレーが得意なようだ。

「1日目打ってしまっても、2日目以降はいけるなって思うんですよね。その日のダメだったところを振り返って、2日目、3日目には修正できます」と、リカバリー能力にも自信を見せる。「ステップはほとんどが複数日程なので、そこで慣れたんだと思います」と、強さの根源が当時は単年登録が可能だった19年の経験にあることも教えてくれた。

今大会は「(得意な)複数日程の試合なので、初出場ですがもちろん優勝を」と意気込みながらも、「最近の試合では終盤でちょっと崩れていて。詰めが甘いところが課題です」と気持ちを引き締める。「今大会は2日間とも60台。狙えるところは狙って、攻めのプレーで優勝を狙います」と宣言する姿には、初出場と思えない強さに満ち溢れていた(文・杉本夏希)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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