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放出候補から主力候補へ!アーセナル冨安の存在感が日増しに増加しCLセビージャ戦先発の可能性も

写真:冨安健洋(提供:アフロ)
10月24日(日本時間25日)、CLグループB第3節「セビージャ対アーセナル」の一戦が行われる。

アーセナルは2節終了時点で勝ち点3の2位につけているが、グループBは混戦模様であることから今節のセビージャ戦は非常に重要な一戦となる。

この1ヶ月ほどで評価を高め、セビージャ戦で抜擢される可能性が高いといわれているのが、日本代表DF冨安健洋だ。

シーズン前は放出候補と見られていた冨安が今では主力候補に

冨安は度重なる大怪我によって序列を下げ、今季が始まる前には放出候補と見られていることもあった。

今夏アーセナルが左右のSBをこなせるユリエン・ティンバーを獲得したことで、冨安の序列は確実に下がっていた。

右はティンバーとベン・ホワイト、左はジンチェンコとティンバー、ティアニーとなり、冨安は両ポジションにおいて3番手のポジションとなっていた。

CBにおいても、サリバとガブリエウのスタメンにベン・ホワイトがCBでプレーできるため、冨安の序列はそこまで高くはない。

しかし、開幕戦でティンバーが大怪我を負い長期戦列の離れ、ティアニーがレアル・ソシエダへレンタル移籍をすると風向きが変わる。

左SBでジンチェンコとスタメン争いをするまでに序列を上げたのだ。

ティンバーの怪我はアクシデントだが、ティアニーのレンタル移籍はアルテタ監督が冨安を左SBの戦力として考えているからこその判断であったといえるだろう。

出場した試合では安定したプレーを披露し、マンチェスター・シティとの大一番では決勝点の基点にもなった。

さらには日本代表においてCBとして圧倒的な存在感を発揮し、ドイツ撃破の立役者にもなった。

先日行われた第9節のチェルシー戦では、後半からジンチェンコに代わり出場するなど、序列がひっくり返る可能性も感じさせている。

そうした流れで行われるCL第3節のセビージャ戦であることから、冨安が左SBのスタメンで出場するのではないかといった予想をするファンも多い。

怪我なくプレーすることができれば、ティンバーが復帰したとしても今後左SBの主力としてプレーできる可能性もあるだろう。

W杯アジア2次予選やアジア杯への招集有無によっては序列低下の可能性あり

冨安にとって問題となるのは、そのプレー内容ではなく怪我や環境面だ。

特に日本代表の活動は、アーセナルでの序列を低下させる原因になりかねない。

遥か格下との対戦となるW杯2次予選(11月16日ミャンマー戦、21日シリア戦)は回避すべきで、アジア杯に関してもできれば参加を回避したいところだ。

冨安の性格上、アジア杯に関しては参加を決断しそうだが、キャリアを考えれば今季はアーセナルの活動に集中した方が良いといえるだろう。

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