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FIFAランキングは強さを正しく反映しているのか?サッカー日本代表の歴代最高順位は?

国際サッカー連盟(FIFA)が1993年から発表してきたFIFAランキングは現在、2018年夏に採用された方式で運用されている。これまで3度算出方法が変わり改定を重ねてきた同ランキングについて、そのメリットや11月に開かれるカタールワールドカップ出場国との関連性、また各時代の日本代表のランキングなど、さまざまな角度に焦点を当てて詳細を紐解いていく。(文・井本佳孝)

>>関連記事:「FIFAランキング」はどうやって決まるの?意外と知らない算出方法を紹介!

FIFAランキングのメリット

FIFAランキングはFIFAに加盟しているA代表の強さを示す指標として作られたランキングで、公式スポンサーであるコカ・コーラ社が協賛している。現行のランキングは国際Aマッチの重要度をもとにした算出方式が取られており、通常の国際Aマッチ、ネーションズリーグやW杯予選、W杯本大会と規模が大きくなるにつれてポイントが上がりやすいシステムが採用されている。

FIFAランキングが高いことは主要国際大会においてメリットとなる。W杯予選においては予選の免除の対象になるケースがあり、森保一監督率いる日本代表はカタールW杯アジア予選で上位34ヶ国に入っていたため1次予選を免除された。また、W杯本大会出場国の組み合わせにおいてもこのランキングが活用され、開催国を除く同ランキングの上位1〜7位がシード国として各グループステージのポッド1に入り、強豪国との対戦を回避できることはメリットとなる。

一方でこのFIFAランキングの歴史において度々指摘されてきたのが実際の強さとの相関性だ。これまでは試合の重要度が問われにくく、欧州や南米の強豪国が戦う試合も北中米やアジアの国が戦う試合も同列に扱われることにより、後者の国が上位に入って来やすいケースがあった。さまざまな角度から問題点を抽出し、より強さを反映させたランキングにするためにアップデートを重ねて、現在の方式が採用されるに至った背景がある。

カタールW杯出場国との関連性は?

では、11月に開催されるカタールW杯出場国との相関性を見てみたい。最新のFIFAランキングで上位に位置しているブラジル、ベルギー、フランス、アルゼンチン、イングランドといった国はポッド1に名を連ねており、本大会でも優勝を争える力を持った国だといえる。一方で、6位のイタリアはまさかの予選敗退を喫しており、EURO2020を制したチームが本大会では見られない。これは欧州全体のレベルの高さが影響しているといえる。

11位以降に目を移すと、W杯で対戦経験があり日本とは馴染みの深い17位のコロンビアをはじめ、19位のスウェーデン、22位のペルー、27位のウクライナといった国が予選で敗退し本大会に進むことができなかった。出場枠が限られたなか、南米予選や欧州予選というW杯の優勝国もしのぎを削る高いレベルでの戦いは、イタリアやコロンビア、スウェーデンといったW杯常連国とされてきたチームでも勝ち抜くのが至難となっている。

一方で、開催国である51位のカタールは予選を免除されており、先日に日本と親善試合を戦った60位のガーナや、日本と最終予選でしのぎを削った49位のサウジアラビアといった国も今回のカタールW杯には名を連ねている。大陸間での強さや予選のグループ分けなどさまざまな面が影響するため完全一致とはいえないが、総合的に判断すると現在のFIFAランキングとは関連性があり、ランキングの上位国が本大会にも出場を決めている。

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