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「打ち切れなかった」渋野日向子はパットに苦戦 ホールアウト後は練習場で調整

渋野日向子はグリーンに対応できず。最終ラウンドこそアンダーパーで終わりたい(撮影:ALBA)

<CPKC女子オープン 3日目◇26日◇ショーネシーG&CC(カナダ)◇6685ヤード・パー72>

渋野日向子はムービングデーでスコアを伸ばせなかった。2バーディ・4ボギーの「74」と2つ落とし、トータル5オーバーに後退。53位タイで最終ラウンドに入る。

この日はグリーン上で苦戦した。1番パー5では2打目を花道まで運びアプローチはピン手前2メートルへ。このバーディパットがカップをのぞきながら右に切れると、その後もパッティングがカップに沈まない。ここで一つ決めていれば流れが作れたかもしれないが、「パターがなかなか…。打ち切れなかった」と苦しい時間が続いた。

ショットに関してはフェアウェイを捉えグリーンをヒットするも、仕上げが決まらずガマンの展開。わずかにショートする場面や手前で切れてしまう転がりを修正できずに耐えながらのラウンドが続いた。それでもパーは並べ、迎えた9番。フェアウェイからの2打目がグリーンで大きく跳ねて奥のラフへ。ピンは左奥。アプローチはグリーンに乗っただけで、1.5メートルのパーパットを残した。

「打ち出したいところにまっすぐ出すだけ」を意識していたというこの日のグリーン上だったが、このパットも決まらずにボギーが先行。折り返した10番、11番でもボギーを喫し一気にスコアを崩した。浮上のきっかけをつかみたいなかで、15番のパー5では3打目を2メートルにつけバーディ。16番では6メートルを決めて一矢報いたが、気持ちは晴れることはない。

「もったいない一日だった」と振り返るラウンドからの挽回へ。ホールアウト後は練習上でショット、アプローチ、パターと調整を行った。この3日間は「72」がベストスコア。「アンダーパーで回りたいです」と納得の形で締めくくるためにも、最後はすっきりと終わりたい。(文・高桑均)

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