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「いつものゴルフができた」 世界アマランク4位・吉田鈴は持ち味発揮し『71』で浮上

吉田鈴は「71」で浮上。週末へとコマを進めた。(撮影:ALBA)

<アジア・パシフィック女子アマチュア選手権 2日目◇9日◇シンガポール・アイランドCC(シンガポール)◇6343ヤード・パー72>

41位タイからの浮上を図った吉田鈴は、3バーディ・2ボギーの「71」とひとつ伸ばし、トータル2オーバー・30位タイで週末へと進む。

全体最終組として10番からティオフ。12番でボギーが先行すると、14番でもボギー。スタートはややつまずいたが16番でひとつ戻すと、後半に入って3番、7番とバーディを奪った。「(自分は)ボギーが先行でバーディを獲ってくるタイプ。いつものゴルフができた」と自身2度目の海外試合ながら持ち味を発揮した。

前半の途中では南国特有のスコールのような雨も降ったが、「あまり気にならなかった」と集中力は切らさず。ショットは大きなミスなく安定し、初日に修正ポイントとして挙げたパッティングは「距離感も合ってきた」と要所で決めきることもできた。

それでも首位との差は10打差に広がった。「1打2打の世界なので、もったいないミスをちょっとずつなくしていきたい」と残り2日間での浮上を狙う。「上がってアンダーパーにはしたい。コースにも慣れてきたのでどんどんピンを狙ってバーディチャンスにいっぱいつけられたらなと思います」と世界女子アマランキング4位の意地をみせたいところ。

ホールアウトしたのは午後5時30分。日が照り付け蒸し暑いなかでのラウンドを終えたばかりだったが、取材を終えると休息を挟むことなく「練習に行きましょう」とすぐに直行。ムービングデーの急浮上に向けてエンジンをかける準備はできている。(文・笠井あかり)

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