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「ドライバーとアイアンで同じ距離…」 これが渋野日向子も“仰天”した米No.1飛ばし屋だ!【2023年下半期の1ショット】

“マック・アタック”が今後米国ツアーを席巻するかも?(撮影:ALBA)

2023年下半期は、ツアー界でどんな話題があったのか? ALBA Net恒例のライブフォトで閲覧された写真の上位20位を抽出し、それぞれ振り返ってみたい。今回は、渋野日向子も目を丸くした米国ツアー一の飛ばし屋。

「ドライバーとアイアンで同じ距離なのがすごいビックリした…」

渋野日向子が、同組の飛ばし屋のプレーを見て思わずこう漏らしたのが、9月の「ポートランドクラシック」第3ラウンドのこと。ポリー・マック(ドイツ)の豪打を肌で感じ、笑うしかないといった様子だ。

この日のスタートホールとなった1番で、渋野はドライバーを振り抜きフェアウェイをヒット。一方、少し狭いホールでドッグレッグということもあり、ポリーが握ったのは2番アイアンだった。そしてこれがなんと渋野とほぼ同じ位置に着弾…。『驚くな』というほうが無理な話といえる。

これ以外にも、ドライバーを握る場面では女子選手では考えないような位置にある池越えを狙ったり、6番パー4では渋野より65歩先のフェアウェイを捉えるなど、とにかく“やりたい放題”。「100ヤード近く置いていかれるところもあった」と渋野も感じてしまうほどのプレーだった。

ちなみにポリーは1999年2月生まれ。学年でいうと渋野と同じで、日本で言うところの“黄金世代”にあたる。米国の大学を卒業後、下部のエプソンツアーにも出場し、今季はQシリーズを通過しルーキーとしてツアーを戦ってきた。仲間たちからは“マック・アタック”と呼ばれているという。

この時はドライビングディスタンスで2位だったが、その飛ばしの勢いはとどまることを知らず、最終的には281.75ヤードでツアー1位の座を射止めた。ただ今年はポイントランキング125位に終わり、上位80位までのシード入りには失敗。それでも今月6日まで行われていた最終予選会(Qシリーズ)を5位で通過し、来季の出場権も手にすることができた。

来年は日本から稲見萌寧、西郷真央、吉田優利が米ツアーに新たに参戦する。その選手たちが“規格外の飛ばし”を体感した後、いったいどんな感想を口にするのか? それも楽しみだ。

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