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西村優菜は1打及ばず… デビュー戦予選落ちに「何をやってもうまくいかなかった」

わずか1打届かず。西村優菜はほろ苦の米デビュー戦となった。(撮影:ALBA)

ほろ苦いデビュー戦となってしまった。米ツアーメンバー入りを果たして初戦を迎えた西村優菜は、トータル2アンダーでカットラインにわずか1打及ばず。予選通過は叶わなかった。

「ずっと(カットラインを)考えながらのラウンドだった」と2アンダー・48位タイで始まった2日目。1番でバーディ発進を決めたが、2番、3番と連続ボギーと流れに乗れなかった。7番パー5でバーディを奪っても、続く8番でボギー。なかなか思い通りには進まない。

それでも、9番でバウンスバックを決めて10番まで連続バーディ。「流れに乗れればいいな」という思いと裏腹にピンチは続いた。14番でバーディを奪って浮上の兆しも見せたが、16番で寄らず入らずのボギー。「欲を言えばバーディを」と臨んだ18番ではティショットをフェアウェイ左のバンカー、そして3打目もグリーン左手前のバンカーにつかまり、無念のボギーフィニッシュとなった。

5バーディ・5ボギーで「72」のプレー。「前半はもったいないのもあったけど、後半はツキもなくて。何をやってもうまくいかなかったので残念」。ショットの状態がいいなかで迎えた初戦だっただけに、それを結果に結び付けられなかったのがさらに悔しい。

「もうちょっとレベルアップしなきゃいけないな」と感じた2日間だったが、収穫もある。「打ちたいショットは打ててたんじゃないかな」と、持ち味の“生命線”はまずまずといったところ。あとはこれをスコアに結びつけられるか、というところが修正ポイントとなる。

来週の「DIOインプラントLAオープン」は、現時点ではウェイティング2番手。出場枠が降りてくるのを待つこともできるが、自力で出場権を獲得しようとクオリファイ(マンデートーナメント)にもエントリ―している。西村の米ツアー物語はまだ始まったばかり。この悔しさがこれからの大きな糧になるはずだ。(文・笠井あかり)

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