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難グリーン、小さいグリーン、7番グリーン… 畑岡奈紗のペブル警戒ポイント

準備に抜かりはない。畑岡奈紗が念願のメジャー獲りへ虎視眈々。(撮影:ALBA)

<全米女子オープン 事前情報◇4日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>

畑岡奈紗がメジャー獲りへ順調に調整を進めている。日曜日からコースに入り、月曜日までに27ホールをすでに回り、火曜日は練習のみにとどめた。ベストな状態で臨めるようにうまく休養を取りながら、スケジュールの微調整も行っている。

今週はプロアマがないこともあって、大会前日の水曜日にも十分なコースチェックが可能。それもあって、この日は軽めのショット、パット練習にとどめて、余力を残して大会に臨む構え。これまでは意気込みすぎる面もあったメジャー大会も、いまでは体調面でもベストな状態で入ることを優先する。

4月に一度、会場のペブルビーチで練習ラウンドを行っている。小さく、ポアナの芝目が強く不規則なグリーン。それだけでなく、海沿いのコースは風が吹けば一気に難易度が増すとあって、警戒をしながらも、時間をかけて準備を整える。

そんな名コースで気になるのは、名物の7番パー3。通常ならウェッジの距離である100ヤード強という短さだが、アゲンストの風が吹けばミドルアイアンを持つことだってある。「風が吹くと、乗せるのでさえ難しいグリーン」と、打ち下ろしでモロに風と対峙する美観ホールをポイントに挙げた。

今季はいまだ優勝がなく、メジャー大会でも上位争いはなし。グリーンを警戒しながら臨む今季メジャー3戦目は、「4つか5つかな」と、優勝スコアを5アンダー近辺と予想する。穏やかに開幕を待つ畑岡。ペブルビーチ攻略へ、残り1日で最高の状態に仕上げる。(文・高桑均)

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