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日本勢4人がフランスでトップ20入り 西郷真央が“カナダの妖精”を追い詰めた日【22年大会プレーバック】

決勝の猛チャージで3位タイに入った西郷真央。2022年大会を振り返る。(撮影:GettyImages)

<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇24日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>

昨年大会の最終日。優勝した“カナダの妖精”ブルック・ヘンダーソン(カナダ)を“MAO”が追い詰めた。9バーディ・2ボギー「64」の猛チャージ。トータル15アンダー・3位タイで優勝には2打届かなかったが、最終日のベストスコアタイで駆け上がった。

2日目にはカート事故に巻き込まれるアクシデントもあり、本来の力を発揮できなかった。予選終了時点で42位。上位には初日に「63」を叩き出した古江彩佳や畑岡奈紗がおり、西郷への期待は決して高くなかった。

ところが、決勝のふたを開けてみれば、この20歳が大爆発した。3日目にボギーフリーの「65」で日本勢トップの15位にジャンプアップすると、最終日には獲りも獲ったり9バーディ。一時は首位タイに立つなど、日本勢4人目のメジャーV目前まで迫った。

「決勝の2日間ともいいプレーができた。もう少しだったけど、全力で楽しくプレーできたので評価したい」。ラウンド後の笑顔は晴れやかだった。2022年の国内ツアーではすでに5勝を挙げる大活躍を見せていた西郷だが、世界的には無名。欧州でのプレーも初とあって、あれよあれよとスコアボードを駆け上がる“MAO”は、フランスのファンに大きなインパクトを与えた。

西郷だけでなく、畑岡、西村優菜、古江も60台をマーク。決勝に残った4人いずれもトップ20に入った。今年もこの4人に加えて、渋野日向子、山下美夢有ら計10人が出場予定。快挙を果たす選手は現れるか。今年もエビアンの戦いから目が離せない。

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