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パパのリクエストには応えずも!? 馬場咲希は16番恒例の水切りショットに成功!

<オーガスタナショナル女子アマチュア(決勝) 事前情報◇31日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇ 6310ヤード・パー72>

あす4月1日の決勝を前に、マスターズの舞台でもあるオーガスタ・ナショナルGCで練習ラウンドを行った馬場咲希。16番パー3では、マスターズ練習ラウンドで恒例となっている水切りショットに挑戦した。

初めて回るオーガスタは「きれいでした」と第一声。そんな馬場のそばには、いつも試合に帯同しているゴルフ好きの父・哲也さんがいる。16番パー3に来たとき、哲也さんは「パパの思い出に残るから、水切りやってくれよ」と娘にお願いした。しかし、本人は「いやいや」とリクエストには応えず、「ティショットを普通に打って行こうとした」ところ、同組の選手たちで「水切りやろう」となった。
 
馬場が4番アイアンで「適当にポーンと」低く抑えたボールは、見事に池の上を跳ねてグリーン手前のエッジまで届き大成功。同時に哲也さん夢もかなった。憧れのオーガスタでのラウンドでは親子で少し温度差があったようで、ラウンド中に「一生に一度だぞ」と父が何度も言い続けたことで、「せっかくこういうところで回れるんだから」と娘の温度も上がってきた。
 
今週は得意なはずのショットに悩まされている。「きのうの後半よりはさすがにましになりましたけど、まだちょっと怪しい…」と言いながらも、「ショットの調子にメンタルを乱されないように楽しんでやれたらいいと思います」とニッコリと明るい表情を浮かべる。
 
かつてフィル・ミケルソンもバッバ・ワトソンもドライバーを曲げ倒しながら、マスターズを制した。しかも、今週のキャディはオーガスタをよく知る松山英樹の元エースキャディの進藤大典氏。トップとは13打差だが、何かを起こしてくれることに期待したい。(文・下村耕平)

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