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PXGの上級者向けアイアン『0311 T』が消滅!『0317』シリーズに『T』を引っ越し、10月4日発売

PXGの上級者向けアイアン『0317 T』が10月4日デビュー

YouTubeでギア関連の動画をよく見る人は、ここ数ヶ月PXGのフラッグシップ『0311 GEN6』アイアンの広告から襲われがちではないだろうか。そんなPXGがプレーヤーズ(上級者)向けの新作『0317 T』アイアンを発表した。『T』と言えば、歴代作に『0311 T』があったが、最新のフラッグシップ『0311 GEN6』では『T』が消えていた
 
『0317 T』の7Iロフトは32度。小ぶりでシャープな形状かつ、中空ヘッド内部のポリマーインサートが特徴だ。同社は「0317 Tアイアンが、フラッグシップ『0311』シリーズから切り離され、『0317』のエリートプレーヤーカテゴリに追加されたのは、このポリマー材料の特性によるものです」と説明。今季『0311 T GEN4』でセリーヌ・ビュティエが3勝したが、多数のプロが使用する『0311 T』は消滅する。

「PXGでは長年に渡り、クラブの形状と独自の射出成形の工程で使用されるポリマー材料の研究を続けてきました。その研究を通じ、コアに使用されるポリマー材料がクラブの性能に大きな影響を与える可能性に辿り着きました。ポリマーの特性はインパクトのフェースのたわみや反発に関係し、打出角やスピン性能、初速に影響を与え、優れた正確性をもたらします。
 
『PXG 0317 T』はスピン量を確保しつつ打出角が低くなる特性で、これはエリートプレーヤーが求める操作性を追求したモデル。ボールを左右に曲げられ、これまで体感したことのないほど弾道操作できるはずです。内部のタングステンウェイト(15g)をトウ部分に配置して重心を最適化し、プレーヤーはより正確なボールコンタクトが可能になります」(同社広報)

上級者向けの『0317』シリーズには、一枚板の軟鉄鍛造マッスルバック『0317 ST』(33度)と、『0317 CB』(同)の2つがあったが、中空&ポリマー内蔵『0317 T』が引っ越ししてきた形。同社は「0317 CBと0317 STのロフト、オフセット、バンス角は全く同じなので、どの番手でも手軽に入れ替えてプレーできる」と、コンボセットも推奨してきた
 
今作『0317 T』はそれよりロフトが1度立っており、シリーズで最もやさしい位置づけ。サイズもわずかな差だが大きい順にT>CB>STで、オフセットもT≒CB=ST、トップラインの厚さも微差でT>CB>STとなり、「ソール設計も他のモデルと同様」だとか。
 
現状のアイアンヘッドラインナップは、『0311 GEN6』2つ(P、XP)が38,500円、旧作『0311 GEN5』3つ(T、P、XP)が28,600円だが、『0317』3つ(ST、CB、T)も同じ28,600円。最も安い22,000円の『0211』ふくむ9つのヘッドラインナップがある中、歴代『0311 T』ユーザーで、ダメージが気になる人は『0317 T』に移行すべきということだ。

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