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女王・山下美夢有は“日本”、“メジャー”、そして“パリ”での活躍も照準に【プロゴルファー・新年の誓い】

山下美夢有が語った2024年の誓いは?(撮影:福田文平)

年も明け、いよいよ2024年がスタート! それはゴルフ界にとっても、新たなシーズンの始まりを意味する。昨年もさまざまな“喜び”、“悔しさ”などを味わった選手は、いったいどんな思いを胸に、その新たなシーズンに臨むのか? “新年の誓い”を紹介していこう。今回は国内女子ツアーで3年連続の年間女王を目指すことになる山下美夢有。

年間5勝を挙げ、トップ10入りは20度。平均ストロークはツアー新記録の69.4322で、前人未到の2年連続60台を記録するなど、その強さをさらに印象づけたのが山下の23年シーズンだった。最終戦までもつれ込んだ申ジエ(韓国)、岩井明愛との女王争いについても、「昨年(22年)に比べて接戦だったので、いい緊張感のなかでプレーできました」と、“楽しげ”に振り返った姿が印象的だった。

そして昨年末に行われたJLPGAアワードの席で、24年についてこんな誓いを明かしていた。「全米(昨年の全米女子オープン)で予選落ちしたので、まずは予選を通過して、上位で戦えるように頑張りたい。国内ツアーでもまずは1勝。いまでも1勝することは難しいことだと思っている。リコーカップに出られるように」。海外メジャー全試合挑戦への意向も示しており、日本と海外を行き来する時期も昨年以上に増えそうだ。

また、こんな目標も。「パリ五輪もあるので、来年も気を引き締めて」。今年の夏に行われるスポーツの祭典に出場することも大きなモチベーションになっている。日本代表入りの目安は、原則、世界ランクで各国上位2人に入ること。現在、畑岡奈紗に次ぐ日本勢2番手ということもあり、“圏内”をキープしたい。「五輪は一回経験してみたい。出るからには、優勝を目指して」。金メダルをかけられる姿もイメージしながら、シーズンを過ごしていく。

「オフにしっかりと濃い練習をして、今年よりも来年もっともっと上位で戦えるようになりたいです」。女王に慢心の2文字はない。

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