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岩井千怜が4打差独走で週末へ ギャラリーに囲まれた“会心バーディ”は「自分も沸いた」

“絶好調娘”がこのまま今季2勝目をもぎとるのか?(撮影:福田文平)

<宮里藍 サントリーレディス 2日目◇9日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6513ヤード・パー72>

メルセデス・ランキング5位につける“絶好調娘”岩井千怜は、今季2勝目へ逃げ切り体制を整え週末に向かう。初日にショットイン・イーグルを含む「63」を叩き出すと、2日目は5バーディ・ボギーなしの「67」。後続に4打差をつける単独首位で決勝ラウンドを迎える。

きょうもバーディを量産した。午前組としてインからティオフすると、「落ち着いた気持ちでスタートできた」と11番でひとつ目のバーディ。前半だけで4つ伸ばすと、後半は4番のパー5で残り70ヤードからおよそ3メートルにつけてバーディを奪った。

初日に続いてボギーフリーのラウンドを「きょうも安定して、バーディチャンスについた。しのぐパーというのがあまりなかったかな」と振り返る。前半はフェアウェイキープ、パーオン率ともに100パーセント。持ち味のショット力で、チャンスを生み出した。

会心は18番。残り116ヤードから9番アイアンで放った2打目はピンに向かい、奥1メートルにつけた。「人が多かったですし、そのぶん『よしここはつけよう』という気持ちになった。自分も沸いたし、みなさんも沸いたと思う」と名物ホールを囲んだギャラリーから歓声を浴びた。まさに、常に意識している“見ている人がワクワクするようなプレー”だった。

トータル14アンダーというビッグスコアだが、「ゴルフは何があるか分からない」と、冷静さは忘れずに残り2日間を見据える。「集中して、たくさんバーディを獲って、“見ている人がワクワクするような”ゴルフを目指していきたい」。あすはどんな驚きのプレーが飛び出すのか、目が離せない。(文・笠井あかり)

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