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ルーキーでホステスプロの神谷そらは目下“ドラコン女王” 会場には有村智恵らヤマハ契約プロが勢ぞろい

撮影会にヤマハ契約プロがそろった!(左から有村智恵、森岡紋加、ユン・チェヨン、福田真未、永井花奈、植竹希望、神谷そら、篠原まりあ、神谷もも※アマチュア、藤野オリエ)(撮影:上山敬太)

<ヤマハレディースオープン葛城 事前情報◇28日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6480ヤード・パー72>
 
開幕を2日後に控え、恒例のヤマハ契約選手による撮影会が行われ、昨年のプロテストでトップ合格を果たしたルーキーの神谷そらが参加。そのほか、福田真未、植竹希望、永井花奈、篠原まりあ、ユン・チェヨン(韓国)、森岡紋加、神谷の妹でアマチュアのもも、さらに今大会には出場しない有村智恵、藤野オリエと豪華な顔ぶれが顔を揃えた。

アマチュア時代から飛ばし屋として注目されてきた神谷は開幕4試合を終えた現在、ドライビングディスタンス1位(260.20ヤード)。まだ、渡邉彩香や穴井詩といったツアー屈指の飛ばし屋たちと同じ組でプレーしたことがなく「自分がどれぐらい飛ぶ方なのかは分からない」というものの、データ上は早くも飛距離でツアーを牽引する存在となっている。
 
とはいえ、ここまではその飛距離をスコアに結びつけられていないのが実情。開幕3戦目の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」(39位タイ)が唯一の予選通過と苦戦が続いている。「バーディもあるけど、ボギーもあるのが私のゴルフだと思うんですけど、ハーフで全部パーだったり、自分らしいゴルフじゃないなと感じています」。なかなか思うような結果が出ない中、毎週試合が続いていくだけに「移動やホテルでの生活にストレスは感じていないんですけど、だんだん気持ちは落ちていきますね」と漏らした。
 
この大会にはアマチュア時代に3度出場しており、コースは把握している。「最初に出たときはグリーンがめっちゃ硬くて、めっちゃ速かったんですけど、昨年はわざと遅くして、グリーンの端にピンがあって、どちらにしてもつける位置を間違えると大変なパッティングが残ってしまいます。風が吹くときは結構吹きますし、ティショットで狭いところに打っていかないといけないホールもあって、まだ好きになれていないというか、ずっと気が抜けないですね」。苦手意識とまではいかなくても、難しいコースという印象が強烈に残っているようだ。
 
それでも、ヤマハ契約プロとしては結果を残したい大会。そのプレッシャーもひしひしと感じている。「まだ1回しか予選を通っていないので、とにかく予選を通過して、できれば上位で、トップ10ぐらいいければいいですね。上り調子じゃないですけど、この大会をきっかけにしたいです」。飛距離という絶対的な武器を持っているだけに、ホステスプロとしての緊張感がいい方に作用すれば、今大会で一気にブレークを果たす可能性も十分だ。(文・田中宏治)

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