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タイガーと共演 脳手術から復活のウッドランド「この1年で一番いいゴルフができた」

ツアー復帰後4試合目となるゲーリー・ウッドランド(撮影:GettyImages)

<ジェネシス招待 初日◇15日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>

昨年9月に脳病変摘出の手術を受け、1月の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」で5カ月ぶりのツアー復帰を果たしたゲーリー・ウッドランド(米国)は、スポンサー推薦で今大会に出場。1イーグル・4バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「70」をマークし、1アンダー・28位タイで滑り出した。

ジャスティン・トーマス、そして10カ月ぶりツアー復帰のタイガー・ウッズ(ともに米国)という注目組で回り、「この1年で一番良いゴルフができた。17番の3パットはもったいなかったけど、きょうはゲームにも自分にも集中していた」と満足のいく初日となった。

2019年の「全米オープン」でメジャー初勝利を挙げたウッドランドは昨年の春、脳の病気が発覚。9月に脳病変摘出の手術を受け、1月の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」で5カ月ぶりにツアーへカムバックした。

医師からは術後4‐6週間でスイングができるようになると言われ、我慢の日々が続いた。「(手術の)2日後、裏庭でパターをやったし、2週間後はスイングしたら転びそうになったけど、当たったんだ。本当はダメと言われていたんだけどね」。体は動かせるのに、メンタルがついてこないことへのイライラを感じることもあったと明かした。

タイガーと回ったことについては、「タイガーとJT(ジャスティン・トーマス)とはすごく仲がいい。2人ともいいプレーをしていたし、いい雰囲気で回れた」と自身の落ち着きにつながったという。タイガーがいる大会は、ほかに比べると格段に興奮するとも話す。その中でいいスタートがきれたことは、復活への大きな一歩となったはずだ。

復帰後は3試合に出場したが「ここ最近は、自分の思うゴルフが出来ていなかった」といずれも予選落ちに終わった。今大会は70人と出場選手が縮小され、2日間の予選を終えた時点で50位タイ以内の選手、および首位と10打差以内の選手が決勝ラウンドへ進む。ウッドランドにとって、久しぶりにコースで過ごす週末となるかもしれない。

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